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Sophia Cradle IncorporatedPresident Blog : Press Release

2007 年 07 月 26 日 : 世界マーケット向けに BREW C++ フレームワーク 製品出荷開始

本日、SophiaFramework というソフトウェア製品の英語化を完了しプレスリリースを発表した。このソフトウェアの海外対応は、昨年の 10 月からスタートしたので、概ね 10 ヶ月の時間を要したことになる。

リファレンス マニュアルが圧縮形式のファイルで 18 MB もあって、翻訳が専門でない社内スタッフだけで英語化したので大変だった。僕も 1 月以降は翻訳 & 翻訳の日々が続いたが、ようやくこの苦しい仕事からも解放されると思うと、ホッとしている。

世界全体のグローバルマーケットのポテンシャルは、国内のマーケットのそれと比較して 30 倍もある。日本語を英語に翻訳するだけで、マーケットが 30 倍もひろがるのだから、絶対にすべきであると決断して今日まで頑張ってきた。

文章を書くというのは、行間に込められたメッセージが想像以上に大きな意味を持つと考えている。そのためにも、製品の開発やマーケティングに携わるスタッフが翻訳にあたるプロセスが何より肝心に思えた。

[Press Release]
ソフィア・クレイドル、世界マーケット向けに BREW C++ フレームワーク "SophiaFramework" 製品出荷開始
〜 GUI フレームワークと WSDL / SOAP / XML ミドルウェア を含む、世界唯一の BREW 向け C++ ライブラリを海外対応 〜

■概要
携帯電話向けソフト開発の株式会社ソフィア・クレイドル(本社:京都市、代表取締役社長:杉山和徳、以下 ソフィア・クレイドル)は、 2007 年 7 月 26 日から世界マーケット向けに BREW C++ フレームワーク SophiaFramework の製品出荷を開始します。 SophiaFramework は、GUI フレームワークと WSDL / SOAP / XML ミドルウェア を含む、世界唯一の BREW 向け C++ ライブラリであり、携帯電話向けソフトを従来より数分の 1 程度でシンプルにプログラミングできるという点が最大の特長です。

詳細:/news/pressrelease/2007/20070726.html

  

2005 年 11 月 25 日 : 携帯 Java と BREW の独自開発ノウハウをソースコード付きで無償公開

ソフィア・クレイドル、携帯 Java と BREW の独自開発ノウハウをソースコード付きで無償公開

[PRESS RELEASE]

ソフィア・クレイドル、携帯 Java と BREW の独自開発ノウハウをソースコード付きで無償公開

−携帯JavaからBREWへの移植、C++によるBREWアプリ開発、BREW での浮動小数点演算など−

[概要]

携帯電話向けソフト開発の株式会社ソフィア・クレイドル(本社:京都市、代表取締役社長:杉山和徳、以下 ソフィア・クレイドル) は、2005年11月 25 日より同社サイトにて携帯Java【※1】とBREW【※2】に関する情報サイト ”Tech Cradle” の運営を開始します。”Tech Cradle” では携帯 JavaアプリのBREWへの移植方法、 C++【※3】によるBREWアプリ開発、BREW での浮動小数点演算など、これまで公開されることがなかった、携帯ソフト開発ノウハウがソースコード付きで無償提供されます。


[詳細]

FeliCa、地上デジタル放送、デジタルオーディオプレイヤーなど携帯電話の利用シーンの幅が広がっています。携帯ソフト開発には、大規模・複雑化やサイズ制限など携帯ソフト特有のさまざまな問題があり、実際の経験などに基づくノウハウが不可欠です。しかし実践的なノウハウがインターネット上に公開されることはほとんどありません。

2005年11月25日、ソフィア・クレイドルは同社サイトで運営中のデベロッパページを ”Tech Cradle” (テック・クレイドル)としてリニューアルし、これまでインターネット上で公開されることが無かった、携帯ソフト開発に関する、実践的な独自ノウハウをソースコードも含めて無償公開します。

公開されるのは、

[ 1 ]携帯 JavaアプリをBREWに移植する方法:
   携帯 Java とBREW の違い、移植時の注意点を含め移植方法を解説
[ 2 ]C++を用いたBREW開発のポイント:
   BREW C++ プログラミングの解説と、文字列クラス/ヒープクラス実装などの実践的テクニック
[ 3 ]BREW での浮動小数点演算の使用方法:
   BREW の仕様範囲外である浮動小数点演算を扱う方法

などの実践的なノウハウです。また、BREW 3.1 を中心にBREW FAQも加筆されました。
ソフィア・クレイドルでは、今後も掲載記事の充実をはかり、携帯ソフト開発者コミュニティーに貢献していく計画です。

“Tech Cradle” のURL: リンク

本プレスリリースURL : リンク

以上


■用語説明

【※1】携帯 Java
サンマイクロシステムズ社のプログラミング言語環境 ”Java” のひとつで、携帯電話で動作するJava。 Java言語で作成したアプリケーション (Javaアプリ) が実行できる環境が搭載されており、Javaアプリを携帯電話にダウンロードして利用する。携帯電話のハードウェア的な制約で、通常、携帯Javaのプログラムにはサイズ制約がある。2001年1月、NTTドコモが「iアプリ」という名称で携帯Javaアプリのサービスを世界で初めて開始した。現在、欧米、アジアなど世界中で携帯Javaアプリのサービスが広がっている。

【※2】BREW
読み方:「ブリュー」または「ブルー」
2001年1月に米国クアルコム社が発表した携帯電話向けソフトウェアの規格。「ブリュー」もしくは「ブルー」と読む。異なる携帯電話機のOSの仕様差を吸収し、単一のコンパイル後のプログラムをインターネットからダウンロードし、さまざまな携帯電話機でそのまま高速に動作できるように設計されている。日本ではKDDIが2003年2月よりBREWサービスを提供開始。NTT ドコモの一部の機種でBREWが採用されている。2005年11月現在、世界で29ヶ国56 の通信キャリアが採用しており、世界的な規模でその普及が急速に進んでいる。

【※3】C++
読み方:「シープラスプラス」または「シープラプラ」
再利用可能なモジュールを組み合わせてプログラミングする、オブジェクト指向アプローチの観点からC言語を拡張したプログラミング言語。モジュール性と再利用性の観点から、C++ によってプログラムの開発生産性が向上するに止まらず、保守性にも優れるというメリットがある。プログラムのスピードが遅くなり、サイズも大きくなるという点をデメリットとして挙げることができる。

■ 会社の説明

株式会社ソフィア・クレイドル
代表者: 代表取締役社長 杉山和徳
設立日: 2002 年 2 月 22 日
所在地: 京都市左京区田中関田町 2 番地 7
資本金: 2645 万円
事業内容: モバイルインターネットに関する:
1.ソフトウェア基礎技術の研究開発
2.ソフトウェア製品の製造及び販売
3.システム企画及びインテグレーション
ホームページ: リンク

  

2005 年 11 月 02 日 : PDAなどのプログラムをBREWへ移植する支援ツールを開発

[PRESS RELEASE]

ソフィア・クレイドル、PDAなどのプログラムをBREWへ移植する支援ツールを開発

〜 BREWとPDA、iPod、PSP、NintendoDSなどの携帯端末間でプログラムの共有を実現 〜

[概要]
携帯電話向けソフト開発の株式会社ソフィア・クレイドル(本社:京都市、代表取締役社長:杉山和徳、以下 ソフィア・クレイドル)は、PDA、iPod、PSP、NintendoDSなどの C 言語で記述されたプログラムをBREWへ移植支援するツールを開発しました。このツールはBREWで大域変数を使用できるツール 『svHacker(エスブイハッカー)』 と『SophiaFramework (ソフィア・フレームワーク) 』に含まれるARM組込み標準関数を利用可能にする技術から構成されます。 2005年11月2日より、『svHacker』は『SophiaFramework 』ユーザーに無償配布されます。

[詳細]
携帯電話の普及に伴い、様々な端末上で動作するアプリケーションが携帯電話に移植されています。

今後もこの現象は続き、全世界で42 万人が参加するPalm のアプリケーション開発者コミュニティに登録されている2万5000個のアプリケーションや、全世界累計出荷本数1,960万本を記録したソニーのPSPのアプリなども携帯電話へ移植される可能性を秘めています。

これらの端末に搭載されているのがARM社【※1】のプロセッサです。ARM 社のプロセッサは、組込み機器の分野で約 80 %のシェアを占めます。Palm や PocketPC などの PDA 、ソニーの PSP、アップルの iPod、任天堂の Nintendo DS のプロセッサも ARM 社製です。

BREWが搭載された携帯電話にも ARM社プロセッサが搭載されています。しかし、 BREW 【※2】 では C 言語で可能な大域変数 ( static variable ) 【※3】 と ARM の浮動小数演算などの組込み標準関数【※4】が使えません。

この問題を解決するのが 『svHacker』 と 『SophiaFramework』【※5】です。 『svHacker』 はBREW の仕様を超えて C 言語の大域変数を利用可能にします。ARM 組込み標準関数の利用は『SophiaFramework』 が実現します。これによって PDA 上での手書き文字認識プログラムをはじめ、様々な ARM 社製マイクロプロセッサが搭載された端末向けの C 言語で記述されたプログラムを BREW 上へ容易に移植できます。

なお、2005年11月2日より、『svHacker』は『SophiaFramework 』ユーザーに無償配布されます。

SophiaFramework URL: リンク
本プレスリリースURL : リンク

(※)『svHacker』 はあくまでも開発補助ツールであり、構造上 QUALCOMM 社 の BREW の仕様の範囲外です。ソフィア・クレイドル はこのツールの動作に対して一切保証しません。本ツールを利用する場合はキャリアなど BREW サービス提供者に相談してください。
 
以上

■用語の説明

【※1】ARM社
イギリスのマイクロプロセッサメーカー。同社のプロセッサはプログラムサイズが小さく、面積が小さく、電力消費量も小さいため、あまり大きなメモリを搭載できない制御機器、携帯電話、PDA、ゲーム機などの携帯機器の組み込み用プロセッサやとして広く普及している。

【※2】BREW
読み方:「ブリュー」または「ブルー」
2001年1月に米国クアルコム社が発表した携帯電話向けソフトウェアの規格。異なる携帯電話機のOSの仕様差を吸収し、単一のコンパイル後のプログラムをインターネットからダウンロードし、さまざまな携帯電話機でそのまま高速に動作できるように設計されている。日本ではKDDIが2003年2月よりBREWサービスを提供開始。NTT ドコモの一部の機種でBREWが採用されている。2005年10月現在、世界で29ヶ国56 の通信キャリアが採用しており、世界的な規模でその普及が急速に進んでいる。

【※3】大域変数
その名前と値がプログラム全体で有効な変数である。プログラムのサイズを押さえると共に、スピードも速くなるメリットがある。そのため、ハードウェア制約の厳しい携帯電話などには有効なものである。BREWでは大域変数は利用できない。

【※4】組込み標準関数
三角関数、指数関数、対数関数などプログラミング言語に機能として提供される汎用的な関数のこと。組込み標準関数を利用する場合、プログラマーはその関数を定義しなくてもよい。

【※5】SophiaFramework
読み方:ソフィア・フレームワーク
ソフィア・クレイドルが2002年8月に発表した、BREWアプリをC++プログラミングで開発することを世界で初めて実現した唯一のBREW向けC++オブジェクト指向開発環境。ユーザーインターフェース、通信、グラフィック描画、文字列処理など、ビジネス、コンテンツ、ゲームなどジャンルを問わず、あらゆるBREWアプリを開発するのに必要十分な“クラス”と呼ばれるプログラムモジュール群がラインナップされている。すでにKDDI公式EZアプリ(BREW)やビジネス系BREWアプリで多数の導入実績がある。
詳細情報URL: リンク

■ 会社の説明

株式会社ソフィア・クレイドル
代表者: 代表取締役社長 杉山和徳
設立日: 2002 年 2 月 22 日
所在地: 京都市左京区田中関田町 2 番地 7
資本金: 2645 万円
事業内容: モバイルインターネットに関する:
1.ソフトウェア基礎技術の研究開発
2.ソフトウェア製品の製造及び販売
3.システム企画及びインテグレーション
ホームページ: リンク

  

2005 年 10 月 21 日 : BREW SDK 2.1エミュレータ用カメラ機能ツールを無償配布

[PRESS RELEASE]

ソフィア・クレイドル、BREW SDK 2.1エミュレータ用カメラ機能ツールを無償配布

〜 エミュレータ対応によりデバッグ作業時間を半減 〜

[概要]

携帯電話向けソフト開発の株式会社ソフィア・クレイドル(本社:京都市、代表取締役社長:杉山和徳、以下 ソフィア・クレイドル)は、BREWSDK 2.1エミュレータに、カメラ機能を追加するツール『 Camulator (カミュレーター)』の無償配布します。受付は、2005年10月21日から2005年11月30日まで、同社サイトにて行います。入手には、同社新製品SophiaFramework Ver. 3.0 β1 無償トライアルに申し込み、アンケートに回答する必要があります。


[詳細]

カメラ搭載携帯電話の増加に伴い、BREW【※1】においても Ver. 2.1 よりカメラ機能をサポートするようになりました。しかし、BREW SDK 2.1ではエミュレータ【※2】上でカメラ機能がサポートされておらず、デバッガ【※3】などの開発支援ツールが使用できないという問題がありました。

その問題を解決するために開発されたのが『 Camulator 』です。『 Camulator 』は BREW SDK 2.1エミュレータにカメラ機能を追加し、携帯電話を使わずパソコン上でのデバッグ作業を可能にした世界唯一のツールです。

SophiaFramework【※4】との併用により、カメラ機能のメモリ追跡も可能になります。その結果、プログラミング、テスト、デバックの一連の作業サイクル回数が大幅に削減されます。

実機デバッグで35時間必要だったテスト時間が、『 Camulator 』を使用することにより20時間へ削減された例を確認しています。

本ツールのダウンロードにはSophiaFramework Ver. 3.0 β1 無償トライアルに申し込み、アンケートに回答する必要があります。

本プレスリリースURL : リンク
SophiaFramework無償トライアル受付URL : リンク

対象BREW 2.1端末:26機種
(PENCK・W31S・W31K・W31SA・W22SA・W22H・W21CA/CA II・W21T・W21SA・W21S・W21K・Sweets・talby・A5511T・A5509T・A5507SA・A5506T・A5505SA・A5504T・A5503SA・A5502K・A5501T・A1404S・A1403K・A1402S II・A1402S)

対象端末数: 約1300万台 (1機種50万台としてソフィア・クレイドルが算出) 

以上


■用語解説

【※1】BREW
読み方:「ブリュー」または「ブルー」
2001年1月に米国クアルコム社が発表した携帯電話向けソフトウェアの規格。「ブリュー」もしくは「ブルー」と読む。異なる携帯電話機のOSの仕様差を吸収し、単一のコンパイル後のプログラムをインターネットからダウンロードし、さまざまな携帯電話機でそのまま高速に動作できるように設計されている。日本ではKDDIが2003年2月よりBREWサービスを提供開始。NTT ドコモの一部の機種でBREWが採用されている。2005年10月現在、世界で29ヶ国56 の通信キャリアが採用しており、世界的な規模でその普及が急速に進んでいる。

【※2】エミュレータ
システム上で、異なるシステムを動作させるプログラムのこと。エミュレータを使えば、Windows上で携帯電話の機能を再現し、携帯電話向けに開発されたアプリケーションを動作させるようなことができる。

【※3】デバッガ
プログラムの不具合(バグ)の発見や修正を支援するソフトウェアのこと。プログラムが意図しない動作をしたり、停止した場合、プログラム中のどこに不具合があるのか調べる必要がある。デバッガはプログラムの状態を調べ、不具合の発見を支援してくれる。

【※4】SophiaFramework
読み方:ソフィア・フレームワーク
ソフィア・クレイドルが2002年8月に発表した、BREWアプリをC++プログラミングで開発することを世界で初めて実現した唯一のBREW向けC++オブジェクト指向開発環境。ユーザーインターフェース、通信、グラフィック描画、文字列処理など、ビジネス、コンテンツ、ゲームなどジャンルを問わず、あらゆるBREWアプリを開発するのに必要十分な“クラス”と呼ばれるプログラムモジュール群がラインナップされている。すでにKDDI公式EZアプリ(BREW)やビジネス系BREWアプリで多数の導入実績がある。
詳細情報URL: リンク


■ 会社の説明
株式会社ソフィア・クレイドル
代表者: 代表取締役社長 杉山和徳
設立日: 2002 年 2 月 22 日
所在地: 京都市左京区田中関田町 2 番地 7
資本金: 2645 万円
事業内容: モバイルインターネットに関する:
1.ソフトウェア基礎技術の研究開発
2.ソフトウェア製品の製造及び販売
3.システム企画及びインテグレーション
ホームページ: リンク

  

2005 年 10 月 03 日 : BREW アプリ開発環境 “ ソフィア・フレームワーク ” の C++ 機能を強化

[PRESS RELEASE]

ソフィア・クレイドル、BREWアプリ開発環境“ソフィア・フレームワーク”のC++機能を強化

〜スピードとメモリに関して携帯電話ハードウェア制約を克服し、BREW向けC++開発環境を実用化


[概要]

携帯電話向けソフト開発の株式会社ソフィア・クレイドル(本社:京都市、代表取締役社長:杉山和徳、以下 ソフィア・クレイドル)は、BREW【※1】アプリをC++【※2】で開発できる“SophiaFramework”【※3】をバージョンアップしました。スピードとサイズ、信頼性の観点からC++ライブラリの体系を見直し、刷新しました。その結果、BREWアプリをC++によって実用的に開発することが可能になりました。2005年10月3日から同製品β版無償トライアル受付を同社ホームページにて開始します。


[詳細]

携帯電話向けアプリは大規模化し複雑化する一方、開発期間は逆に短縮化される傾向にあり、開発生産性の向上はこの業界最大の課題です。PC向けアプリ開発では、再利用可能な“クラス”と呼ばれるモジュール群の組み合わせによってアプリを開発する、“オブジェクト指向アプローチ”によりこの課題は解決されています。

“オブジェクト指向アプローチ”では生産性は向上するものの、一般にそのアプリはスピードが遅く、サイズも大きくなるという欠点があります。PCと比較してハードウェア資源が圧倒的に劣る携帯電話ではこれが最大のボトルネックとなり、これまでこのアプローチが採られることはありませんでした。

この度、ソフィア・クレイドルはBREW向けアプリ開発環境“SophiaFramework”を“C++”と呼ばれるオブジェクト指向プログラミングの機能を中心にバージョンアップしました。それによって世界で初めてBREWアプリを“C++”で開発できる環境の実用化に成功しました。特長はスピード劣化を抑えた上で、コンパクトなサイズで、しかも信頼性の高いBREWアプリを簡単かつ短期間で開発できることです。“オブジェクト指向アプローチ”の再利用性を活かして、高度なアプリを過去のアプリ資産をベースにして重層的に開発することすら可能です。また、理解しやすく、不具合が生じにくいプログラミングスタイルも提供します。

2005年10月3日より同製品β版無償トライアル受付を同社ホームページにて開始します。価格は1ライセンス30万円(税抜)から。ソフィア・クレイドルは年間500ライセンス以上販売することを見込んでいます。

無償トライアル受付URL : リンク
SophiaFramework URL : リンク
本プレスリリースURL : リンク

■SophiaFramework Ver.3.0 の主な機能拡張
 1.新しいクラスおよび関数の追加
  ・乱数クラス
  ・日付クラス
  ・DNS 解決クラス
  ・ブロックアロケーションをサポートするヒープ管理クラス
  ・POP3・SMTP プロトコルを扱うメール送受信クラス
  ・ARM 組み込みライブラリを利用可能にする関数
 2.既存ライブラリの改良による開発支援の強化
  ・コードサイズと速度の最適化
  ・シミュレーター上でのメモリの確保・解放追跡機能強化
 3.BREW 3.1対応
 4.Visual Studio.NET とRealView Compilation Tools for BREWに対応

以上


■用語解説

【※1】BREW
読み方:「ブリュー」または「ブルー」
2001年1月に米国クアルコム社が発表した携帯電話向けソフトウェアの規格。「ブリュー」もしくは「ブルー」と読む。異なる携帯電話機のOSの仕様差を吸収し、単一のコンパイル後のプログラムをインターネットからダウンロードし、さまざまな携帯電話機でそのまま高速に動作できるように設計されている。日本ではKDDIが2003年2月よりBREWサービスを提供開始。NTT ドコモの一部の機種でBREWが採用されている。2005年10月現在、世界で24ヶ国45 の通信キャリアが採用しており、世界的な規模でその普及が急速に進んでいる。 

【※2】C++
読み方:「シープラスプラス」または「シープラプラ」
再利用可能なモジュールを組み合わせてプログラミングする、オブジェクト指向アプローチの観点からC言語を拡張したプログラミング言語。モジュール性と再利用性の観点から、C++によってプログラムの開発生産性が向上するに止まらず、保守性にも優れるというメリットがある。プログラムのスピードが遅くなり、サイズも大きくなるという点をデメリットとして挙げることができる。

【※3】SophiaFramework
読み方:ソフィア・フレームワーク
ソフィア・クレイドルが2002年8月に発表した、BREWアプリをC++プログラミングで開発することを世界で初めて実現した唯一のBREW向けC++オブジェクト指向開発環境。ユーザーインターフェース、通信、グラフィック描画、文字列処理など、ビジネス、コンテンツ、ゲームなどジャンルを問わず、あらゆるBREWアプリを開発するのに必要十分な“クラス”と呼ばれるプログラムモジュール群がラインナップされている。すでにKDDI公式EZアプリ(BREW)やビジネス系BREWアプリで多数の導入実績がある。

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2005 年 09 月 16 日 : 携帯Java専用アプリ圧縮ツール ”ソフィア・コンプレス” をアップグレード

PRESS RELEASE

ソフィア・クレイドル、携帯Java専用アプリ圧縮ツール" ソフィア・コンプレス " をアップグレード

〜 新しいクラス融合機能により圧縮スピードが45 %向上 〜

【概要】

携帯電話向けソフト開発の株式会社ソフィア・クレイドル(本社:京都市、代表取締役社長:杉山和徳、以下 ソフィア・クレイドル)は、2005年9月21日よりSophiaCompress(Java) 【※1】Ver.3.2の出荷を開始します。今回のバージョンアップでは、新しいクラス融合機能 【※2】の搭載により、従来と比べて、圧縮スピードが最大で45 %向上しました。また実行時のメモリ不足を回避する機能も搭載されました。2005年9月16日より無償トライアル版の申し込み受付を同社ホームページにて開始します

【詳細】

ソフィア・クレイドルは、携帯Java専用アプリ圧縮ツールSophiaCompress(Java) を Version 3.2 にバージョンアップし、2005年9月21日より出荷開始します。今回のバージョンアップの特長は、新しいクラス融合機能搭載による圧縮スピードの向上です。

携帯電話端末ハードウェアの進歩に伴って、携帯Javaアプリのサイズは大規模化しています。SophiaCompress(Java) では、携帯Javaアプリを構成する複数の”クラス”と呼ばれるモジュールを一つに融合するクラス融合機能により、携帯Javaアプリのサイズを飛躍的に小さくするというソフト技術を提供してきました。しかし、融合すべき”クラス”の組み合わせを無作為に行えば計算時間が膨大に発生するため、圧縮に多くの時間を要するという課題を抱えていました。これはアプリが大規模になればなるほど顕著になります。

そこで、今回のバージョンアップでは、融合すべき”クラス”組み合わせの最適化方法を、自動と手動の2パターンを用意するという新しいソフト技術を開発しました。その結果、圧縮スピードが最大で約45 %向上しました(当社調査)。

SophiaCompress(Java) Ver. 3.2 の主な拡張機能

1.圧縮スピードの高速化:最大約 45 %アップ
2.実行時のメモリ不足を回避する機能
3.ant 【※3】 から利用できる機能
4.インストーラ機能

なお、同社サイトにて、バージョンアップした本製品の無償トライアル版の申し込み受付を2005年9月16日より開始します。本製品の価格は1ライセンス30万円(税抜)から。

SophiaCompress(Java) URL:/products/sophiacompress_java/index.html

無償トライアル版受付URL : /form/trial_scj.html

本プレスリリースURL : /pressrelease/2005/20050916.html

以上

■用語の説明

【※1】 SophiaCompress(Java)
読み方:ソフィア・コンプレス・ジャバ
ソフィア・クレイドルが 2002 年 7 月に発表した、世界の携帯Java 仕様に対応した携帯電話専用の Java アプリ圧縮技術。コンパイル後の JAR 形式 Java アプリをそのまま圧縮し、実行できる携帯Java 専用アプリ圧縮ツール。大手コンテンツプロバイダや大手ゲームメーカー、大手システムインテグレータなどを中心に多数の導入実績があり、事実上の業界標準 Java アプリ圧縮ツールとなっている。

【※2】 クラス融合
二つ以上のJava のクラス(*)ファイルを、全部の機能をあわせ持った一つのクラスファイルに統合する機能。それぞれのクラスファイルの持つ情報を共有することができるため、融合されるクラスの数が多ければ多いほど高い圧縮率が期待できる。
(*) クラスとはJavaアプリケーションを構成するモジュール (部品) のこと

【※3】 ant
読み方:アント
一連の処理を自動化するためのJavaのツール。例えば、一般に大規模なソフトウェアはたくさんのプログラムから構成されるが、それらのプログラムをコンパイルし、設定ファイルを変更し、CVSサーバーに反映させるなどの一連の煩雑な作業をantにより自動化できるというメリットがある。

  
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