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組込用小型圧縮 / 伸張ライブラリ仕様書

基本仕様

制限事項

製品内容

本製品では、以下の内容で構成されます。

圧縮/伸張ライブラリのインタフェース

伸張ライブラリのインタフェース (DoJa 用省スペース伸張ライブラリも同じインターフェース)

Java のInputStream に対するデコレータクラスとして実装します。

例:
  InputStream input =
     new MinipressInputStream(
     new BufferedInputStream(
          new FileInputStream("圧縮ファイル.sz")));

  int c = input.read(); // 伸張後のデータを読み出せます。

圧縮ライブラリのインタフェース

Java の OutputStream に対するデコレータクラスとして実装します。

使用している圧縮アルゴリズムの特性より、OutputStream.close() を呼び出すまでは、圧縮データは出力されません。

例:
  OutputStream output =
     new MinipressOutputStream(
     new BufferedOutputStream(
          new FileOutputStream("圧縮ファイル.sz")));

  output.write(3); // データを圧縮して、"圧縮ファイル.sz" に書き込みます。
  output.close();  // 実際のファイルには、close() 呼び出し時に書き込まれます。

圧縮/伸張ツールのコマンドラインインタフェース

ファイルの圧縮

書式1: 一つのファイルを圧縮する場合

  C:> ScaleCompress c [-o 圧縮後ファイル名] ファイル名

ファイル名のファイルを圧縮して、圧縮後ファイル名という名前で保存します。圧縮後ファイル名が省略された場合は、元のファイル名に ".sz" を付けた名前で圧縮ファイルを出力します。

例:
  ScaleCompress c melody.mld
  圧縮ファイル "melody.mld.sz" が作成されます。

  ScaleCompress c -o test.xxx test.mld
  圧縮ファイル "test.xxx" が作成されます。

書式2: ディレクトリ内のファイルを一括で圧縮する場合

  C:> ScaleCompress c [-o 出力ディレクトリ] [-e 圧縮対象拡張子] [-R] ディレクトリ名

ディレクトリ名の中にある、圧縮対象拡張子を拡張子にもつファイルを圧縮し、出力ディレクトリ内に保存する。圧縮後のファイル名は、圧縮前のファイル名に ".sz" を付けた物になる。圧縮対象拡張子を省略すると、"mld"を拡張子にもつファイルを圧縮する。拡張子によらず、ディレクトリ内にある全てのファイルを圧縮したい時は、圧縮対象拡張子に "." を指定します。出力ディレクトリを省略した場合は、カレントディレクトリに出力します。

オプション-Rを付けると、入れ子になったディレクトリ内のファイルも圧縮対象になります。

ファイルの伸張

圧縮する場合と同様の書式です。

書式1: 一つのファイルを伸張する場合

  C:> ScaleCompress d [-o 伸張後ファイル名] ファイル名

書式2: ディレクトリ内のファイルを一括で伸張する場合

  C:> ScaleCompress d [-o 出力ディレクトリ] [-e 伸張対象拡張子] [-R] ディレクトリ名