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2006 年 03 月 10 日 : Google、ブラウザでワープロ文書が作成できる「Writely」を買収

以前のブログエントリー「 AJAX と BLOG」にも記したけれど、ワープロ感覚で WYSIWYG なスタイルで BLOG をインプットしたいと思う。

携帯電話向けソフトの世界もそうなんだけれど、「スピード」と「ユーザーインターフェース」がブログ提供会社の未来に影響を及ぼしそうな予感がする。

Google がブラウザでワープロ文書が作成できる「Writely」を買収したという。

WritelyはGoogleのブログサービス「Blogger」やMovableTypeAPIをサポートしているため、ブログエントリーの作成にWritelyを利用できるらしい。

きっと、ここ 1 〜 2 年で、ブログのテクノロジーにも大きな技術革新の波が訪れそうだ。

どんな風に結末を迎えるのか全く予想もつかないけれど「スピード」と「ユーザーインターフェース」がキーファクターになるのではないだろうか。

2006 年 03 月 09 日 : 選球眼

経営者ならば、誰しも自社の商品やサービスがヒットするのを望むだろう。

ベンチャーであれば、空振りが続けばいずれ会社は倒産を余儀なくされる。ヒットしなければ存続は望むべくも無い。

会社を存続させ、経営を安定させるためには、どうすれば商品やサービスが必ずヒットするのかというのが最大の命題だ。

きっと状況は野球でヒットを打つ時と似ているに違いない。

ボールをよく見て、絶好のタイミングを逃さず、思い切って最適なフォームでスイングできるかどうかであろう。

起業とは、業界、商品、サービス、一緒に働くスタッフ、場所、… あらゆるものを自分の意志で自由に選択できるということを意味する。

良くも悪くも全ての結果は責任者である起業家自身に跳ね返ってくる。

経営者にとって、日常生活のあらゆる場面は、選択、選択、選択 … というシーンの連続である。

実は個々の選択は些細な場合が多い。

一つ一つは取るに足らない問題のようにに見えるかもしれない。

けれども、それらを集積したものは想像を絶するほと巨大なものへと変貌を遂げているのが常である。

全ての瞬間において、油断することなく、卒なく、いい球ならば思い切って振り切り絶対にヒットを放って見せるという強い意志が求められる。

高打率の打者ほど、一球一球を大切にしてボールのコースを見極めてバットをスイングするように、経営者も一つ一つの意思決定を大切にして選球眼を養い、どうすればヒットする確率が高まるのかという問題意識を持って経営に望むべきだと思う。

2006 年 03 月 08 日 : パラダイム転換

サラリーマンを辞めて起業した時、働くのは同じなんだけれども世界観のパラダイムを転換する必要性を痛感した。

それはこんなことだ。

サラリーマンならば 1 ヶ月働けば、月給 50 万円とかの収入が確実に見込める。

起業するとなると、収入というものは自分の力で受注し商品やサービスを納品した瞬間にしかやってこない。

その時、 50 万円とか、何がしかのお金が入ってきたりするのだ。

そんな瞬間が永遠に訪れそうもない状況に遭遇するかもしれない。

実際には、そんなケースの方が圧倒的に大多数を占めるものと思う。

けれども、やりようによっては 1 ヶ月の間にそんな祝福すべき瞬間を数限りなく迎えることだって可能なのだ。

その限界にチャレンジするのは、ベンチャービジネスの醍醐味の一つだ。

ビジネスの結果が、サラリーマン時代の月給を上回ることもあれば、下回るこもある。

大抵の場合、創業の頃ほどサラリーマン時代の収入を下回る屈辱の日々かもしれない。特に、研究開発型ベンチャーでは、少なくとも最初の数ヶ月間というものは売上ゼロの連続である。

土壇場では強靭な精神力が要求される。

どん底からどうやって自分だけの力を信じて這い上がるかが全てなのだ。

前に進んでいる限り、昨日より今日、今日より明日なんだという認識をすべきだろう。

きっと目には見えないけれども小さな進歩の積み重ねが3年後、5年後、10年後…に活きてくるという信念を持ち続けられるか否かが肝心なんだろうなと感じる。

ベンチャーの環境は想像以上に厳しく険しい。

それ故に、ベンチャーという環境に己を置くだけで、1 年、2 年、3 年…と年を重ねる度に自分自身が加速するように成長していることに気が付くだろう。

同様に、商品やサービスも時と共に飛躍的に良き方向に向かって走り出す。

だからこそ、ベンチャービジネスでは長く続けるというポリシーが大切なんだと思う。

2006 年 03 月 08 日 : Speed of blog

世の中に出回っている BLOG システム全般に言えるんだろうけれども、特に BLOG 更新が完了するまでに時間がかかり過ぎだと思う。

「登録」とか「編集」のボタンを押して、3 秒以内に処理が終了してくれれば、どれほど嬉しいことだろうか。

それを思うと、Google や Yahoo! などの今もなお使われ続けている検索エンジンのレスポンスは快適だ。概ね 3 秒以内に結果が返って来る。

これらの検索エンジンには世界中で公開されているほとんどの Web サイトのページが登録されている。通常のシステムが扱うデータ量と比べれば、桁違いの多さである。

世界最高水準の検索技術が搭載されているのだろうが、昔を振り返れば、これらの現存するエンジンと比して、パフォーマンスが著しく劣るものも確かにあった。

今では、走らない検索エンジンなんて跡形もなく消え去っている。

検索エンジンは精度が重要であることはいうまでもないが、結果が得られるまでに要する時間、即ちスピードも選ばれるための重要なファクターだ。

今、BLOG は機能やインターフェースが標準化され、コモディティ化される方向にある。

そんな背景にあって、他の BLOG と比較して、同じ値段で 1 ケタ速いものが存在するとすれば、人々はきっとそれを選ぶに違いない。

アルゴリズムやシステム設計、プログラミングテクニック、システム構成やシステム運用 ……… で、ブレークスルーできる余地は充分あると思う。

ソフトウェアテクノロジーの観点から見れば、BLOG はこれからそういった競争原理で動くビジネスになりそうな気がする。

2006 年 03 月 08 日 : 数式が入力できる高機能な関数電卓BREW アプリ “psec” を開発

[PRESS RELEASE]

ソフィア・クレイドル、数式が入力できる高機能な関数電卓BREW アプリ “psec” を開発

〜BREWで使えない数学関数をサポートし、商用レベルの関数電卓 BREW アプリのソースコードも公開〜


[概要]

携帯電話向けソフト開発の株式会社ソフィア・クレイドル(本社:京都市、代表取締役社長:杉山和徳、以下 ソフィア・クレイドル)は、 BREW で使えない数学関数をサポートし、数式が入力できる関数電卓 BREW 【※1】アプリ”psec”(ピーセック)を開発しました。ソフィア・クレイドルは、2006 年 3 月 15 〜 16 日、京都市にて開催される、「第 5 回ケータイ国際フォーラム展示会」に本アプリ”psec”を出展します。また、2006 年 4 月 1 日から、同社サイトにて”psec”のソースコードをオープンソースとして提供します。


[詳細]

BREW携帯電話では三角関数や指数関数などの数学関数が使えません。しかし、これらの数学関数は暗号化や生体認証、株価予測などの高度なアプリには欠かすことのできない機能です。

2004 年 12 月 17 日、ソフィア・クレイドルは世界に先駆けて、BREW 携帯電話上でこれらの数学関数を利用可能にするソフトウェア技術を同社サイトにて公開しました。(参照:関連 URL )

関数電卓 BREW アプリ”psec”はこのソフトウェア技術を応用したものです。ソースコードもオープンソースとして提供しますので、具体的に数学関数をどのようにすれば良いのか、ソースコードを参照すれば直ぐに分かります。

”psec”は、単なるサンプルアプリに止まらず、数式が入力でき、使いやすく美しいユーザーインターフェースも兼ね備える、商用レベルの本格的な BREW アプリです。理系の学生が、勉強や研究で数式を計算する時や、プログラマーが 10 進数から 2 進数に変換する時など、気軽に使える便利な BREW アプリとしても利用できます。

関数電卓 BREW アプリ “psec”の主な機能:

 1) 整数演算モードと実数演算モードを搭載しています

 2) 進数を切り替えることができます
   (例) 10 進数表示から 2 進数表示への切り替え

 3) 数式が入力できます
   (例) 3 * sin 60 + 5 * cos30 * tan45 + 0.5

本アプリは、2006 年 3 月 15 〜 16 日、京都市パルスプラザにて開催される、「第 5 回ケータイ国際フォーラム展示会」に出展されます。また、2006 年 4 月1日、BREW 向け C++ 開発環境 “ SophiaFramework ( ソフィア・フレームワーク ) ”【※2】で開発された、本格的な BREW アプリの一つとしてソースコード付きで、同社サイトにて一般公開されます。

以上


■関連 URL :

本プレスリリース URL : リンク

第 5 回ケータイ国際フォーラム URL : リンク

ソースコード提供予定サイト URL : リンク

BREW で浮動小数点演算を使用する方法 URL ( 2004 年 12 月 17 日 公開) : リンク

■関連資料1 : 関数電卓 BREW アプリ "psec" のユーザーインターフェース

数式 「 3 sin( 60 ) + 5 cos( 30 ) * tan( 45 ) + 0.5 」 を計算している様子

psec

■関連資料2 : サポートしている数学関数

モード 数学関数の種類 数学関数の演算子
整数演算モード 加・減・乗・除・剰余 +, -, *, /, mod
ビットごとの否定 not
論理積 and
論理和 ior
排他的論理和 xor
実数演算モード 加・減・乗・除・剰余 +, -, *, /, mod
乱数 ran#
整数部分を求める int, fix
小数部分を求める frac
絶対値 abs
順列・組み合わせ nPr, nCr
階乗・ 2 重階乗 x!, x!!
べき乗 pow, x^y
平方根 sqrt
立方根 cbrt
指数関数 exp
常用対数・自然対数 log, ln
ガンマ関数 gamma
n 次ベッセル関数 jn, yn
三角関数 sin, cos, tan
逆三角関数 asin, acos, atan
双曲線関数 sinh, cosh, tanh
逆双曲線関数 asinh, acosh, atanh

■用語説明

【※1】BREW

読み方:「ブリュー」または「ブルー」

2001 年 1 月に米国クアルコム社が発表した携帯電話向けソフトウェアの規格。「ブリュー」もしくは「ブルー」と読む。異なる携帯電話機の OS の仕様差を吸収し、単一のコンパイル後のプログラムをインターネットからダウンロードし、さまざまな携帯電話機でそのまま高速に動作できるように設計されている。日本では KDDI が 2003 年 2 月より BREW サービスを提供開始。 NTT ドコモの一部の機種でも BREW が採用されている。 2006 年 3 月現在、世界で 29 ヶ国 62 の通信キャリアが採用しており、世界的な規模でその普及が急速に進んでいる。


【※2】SophiaFramework

読み方:ソフィア・フレームワーク

ソフィア・クレイドルが 2002 年 8 月に発表した、BREWアプリを C++ プログラミングで開発することを世界で初めて実現した唯一の BREW 向け C++ オブジェクト指向開発環境。ユーザーインターフェース、通信、グラフィック描画、文字列処理など、ビジネス、コンテンツ、ゲームなどジャンルを問わず、あらゆる BREW アプリを開発するのに必要十分な“クラス”と呼ばれるプログラムモジュール群がラインナップされている。すでに KDDI 公式 EZ アプリ( BREW ) や ビジネス系 BREW アプリで多数の導入実績がある。

詳細情報URL: リンク


■ 会社の説明

社名:株式会社ソフィア・クレイドル
代表者: 代表取締役社長 杉山和徳
設立日: 2002 年 2 月 22 日
所在地: 京都市左京区田中関田町 2 番地 7
資本金: 2645 万円
事業内容: モバイルインターネットに関する:
  1.ソフトウェア基礎技術の研究開発
  2.ソフトウェア製品の製造及び販売
  3.システム企画及びインテグレーション
Web サイト: リンク


■本件に関するお問合せ先

株式会社ソフィア・クレイドル
マーケティングセンター 長谷川なつこ
Tel. 075-754-5155  Fax. 075-754-5156

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2006 年 03 月 08 日 : Paradise theater

Paradise Theater

昨日は早朝から今しがたまで多忙な日々だった。

Styx の "Paradise Theater" に収録されている "Half-Penny, Two-Penny"。

大学生の頃、何回聴いたことだろうか。

Rock というジャンルの音楽に関心を持った初めての曲である。

Lyrics にある、

  "Half penny, two penny, gold krugerrand
  He was exceedingly rich for such a young man
  Sad story, old story"

というメッセージがそこはかとなく印象的だ。

今夜は、この曲を聴きながらクールダウン。

フィナーレにかけてのメロディがこれほどまでに切なく美しいアルバムも少ないと思う。

2006 年 03 月 06 日 : アイディア

インターネットの時代は、何ごとも瞬時に検索できる。「何がイケテルのか?」が簡単に分かってしまう。

客観的に圧倒的 No.1 の地位を確保できるかどうかが、ビジネスをスムーズに展開する上で重要なファクターになる。

それでは、どうすればそれは実現可能となるのか、となってくる。

ソフィア・クレイドルというベンチャービジネスで戦略的な発想というものはこんな感じだった。

NTT ドコモとボーダーフォンの携帯電話向けアプリのプラットフォームはJava、KDDI の携帯電話向けアプリのプラットフォームは BREW である。2 種類のプラットフォームがある。

アプリを使う側も、アプリを提供する側も、プラットフォームは統一された方が良い。言葉にしても、世界中で日本語が使えたとしたらどんなに便利だろうということである。

それ故に、BREW と Java を統合するようなプラットフォーム的なイメージのある会社というのは人々のニーズがあると考えられる。

「BREW」だけ「Java」だけでは、Googleの検索エンジンで検索しても 1 ページ目にランキングされることは難しい。

けれども、「BREW」と「Java」を組み合わせて Google を検索すれば 221 万件中 6 位にランキングされていたりする。ニュースサイトなどを除けば、純粋なソフトウェア開発会社としては第 1 位にランキングされている。

これが意味するところは、Google のユーザーからすれば、「BREW」と「Java」という両方の技術に強い会社はソフィア・クレイドルであるという印象を与えることになるだろう。

「BREW」と「Java」の 2 つのキーワードに加えて、3 つ目のキーワードとして「圧縮」を 加えて Google を検索すると、1ページに表示されるのは全てソフィア・クレイドルの関連ページである。

「BREW」と「Java」の「圧縮」関連ビジネスはソフィア・クレイドルがほぼ独占しているということである。

「BREW」と「Java」というキーワードである程度のポジションを確保すれば、「圧縮」以外にも「GUI」、「開発環境」、「ツール」、「XML」…いろんなキーワードが考えられると思うが、そんなキーワードに事業領域を広げることによって安定的にビジネスを成長させることが可能となるだろう。

これは最初からそうなるように、努力して長い年月をかけて行動し積み重ねてきた結果であり一朝一夕に出来上がるものではない。

ネットビジネスで勝者となるためにはこのような戦略的な発想も重要だと思う。

2006 年 03 月 06 日 : BREW プロファイリングツール "MIHAI3" を世界で初めて開発



[PRESS RELEASE]

『ソフィア・クレイドル、BREW プロファイリングツール "MIHAI3" を世界で初めて開発 』

〜 BREW アプリケーションのモジュール単位での実行時間とメモリ使用量を自動的にプロファイル 〜

[概要]

携帯電話向けソフト開発の株式会社ソフィア・クレイドル(本社:京都市、代表取締役社長:杉山和徳、以下 ソフィア・クレイドル)は、BREW【※1】アプリケーションを構成する、任意のモジュールの実行時間とメモリ使用量を自動的にプロファイルするツール“MIHAI3”を世界で初めて開発しました。本ツールによって、BREWアプリケーション開発における最大の問題である、パフォーマンスとメモリに関連するチューニング作業が大幅に改善されます。本ツールは、2006年3月15〜16日、京都市にて開催される、「第 5 回ケータイ国際フォーラム展示会」に出展されます。

[詳細]

携帯電話端末のハードウェア高度化に伴い、携帯電話はワンセグ放送、携帯音楽、携帯クレジット、株式取引などにも応用され、アプリケーションはますます複雑、大規模化しています。

一般に、携帯電話向けアプリケーションの開発では、CPU やメモリなどの厳しいハードウェア制約から、高度な機能を持つ大規模なアプリケーションほどパフォーマンスとメモリサイズのチューニングが必要となります。

そのような背景から、”MIHAI3”は BREW 上で動作する C 又は C++ 言語で記述されたアプリケーションを構成する任意のモジュールについて実行時間やメモリ使用量を自動的に測定し、GUI で見やすく表示する世界初の BREW プロファイリングツールとして開発されました。

その結果、BREW アプリケーションの何処にパフォーマンスやメモリ使用のボトルネックがあるのかを容易に判別することが可能となります。

本ツールは、2006 年 3 月 15 〜 16 日、京都市パルスプラザにて開催される、「第 5 回ケータイ国際フォーラム展示会」に出展されます。また、2006 年 4 月に、BREW 向け C++ 開発環境 “ SophiaFramework ( ソフィア・フレームワーク ) ”【※2】に付属するツールとしてβリリースされる予定です。

本プレスリリースURL : リンク

第5回ケータイ国際フォーラム URL : リンク

以上

■用語解説

【※1】BREW

読み方:「ブリュー」または「ブルー」

2001 年 1 月に米国クアルコム社が発表した携帯電話向けソフトウェアの規格。「ブリュー」もしくは「ブルー」と読む。異なる携帯電話機の OS の仕様差を吸収し、単一のコンパイル後のプログラムをインターネットからダウンロードし、さまざまな携帯電話機でそのまま高速に動作できるように設計されている。日本では KDDI が 2003 年 2 月より BREW サービスを提供開始。 NTT ドコモの一部の機種でも BREW が採用されている。 2006 年 3 月現在、世界で 29 ヶ国 62 の通信キャリアが採用しており、世界的な規模でその普及が急速に進んでいる。


【※2】SophiaFramework

読み方:ソフィア・フレームワーク

ソフィア・クレイドルが 2002 年 8 月に発表した、BREWアプリを C++ プログラミングで開発することを世界で初めて実現した唯一の BREW 向け C++ オブジェクト指向開発環境。ユーザーインターフェース、通信、グラフィック描画、文字列処理など、ビジネス、コンテンツ、ゲームなどジャンルを問わず、あらゆる BREW アプリを開発するのに必要十分な“クラス”と呼ばれるプログラムモジュール群がラインナップされている。すでに KDDI 公式 EZ アプリ( BREW ) や ビジネス系 BREW アプリで多数の導入実績がある。

詳細情報URL: リンク


■ 会社の説明
社名 :株式会社ソフィア・クレイドル
代表者: 代表取締役社長 杉山和徳
設立日: 2002 年 2 月 22 日
所在地: 京都市左京区田中関田町 2 番地 7
資本金: 2645 万円
事業内容: モバイルインターネットに関する:
 1.ソフトウェア基礎技術の研究開発
 2.ソフトウェア製品の製造及び販売
 3.システム企画及びインテグレーション
ホームページ: リンク

<本件に関するお問合せ先>
株式会社ソフィア・クレイドル
マーケティング部 長谷川なつこ
Tel. 075-754-5155
Fax. 075-754-5156   

2006 年 03 月 05 日 : System

サラリーマンの頃は、研究開発、システムインテグレーション、プログラミング、製品の企画・開発・販売、マーケティング、セールス、コンサルティング、プロジェクトマネジメント、調査・企画など多種多様な業務を経験した。

起業してからは、これら以外に、経営は当然のこと、自社 Web サイトの構築と運用、経理、資金繰り、貿易、人材採用、事務までもこなした。

高校や大学の同期でも、これだけ多岐に渡る仕事をしたことのある人もいないのではないかと思うほどの多彩さに我ながら感心してしまう。

新たな業務をチャレンジする度に、右も左も分からない状態だから、平日昼間は実務に専念し、休日とか深夜というものは常に新しい仕事のための勉強に当てられたものだった。

それもいまとなっては貴重な体験と言えるかもしれない。

いろんな仕事の中で最も難しいなと個人的に思ったのは、新規のお客様を開拓する"営業"という仕事である。

「経営とは顧客の創造」と P・F・ドラッカー氏は言うが、僕自身も体でそれを学んだように思う。

ボトルネックの理論から、新規開拓の営業が仕組みとして機能するようになればベンチャーは安定する。逆に個人の才能に左右されるようになれば砂上の楼閣のごとく脆いものとなってしまう。

幾度か失敗して、試行錯誤を繰り返しつつ辿り着いた仮説とは、こんな考え方である。

例えば TSUTAYA や Amazon などで思わず購入したものは、気がついたら第 1 位にランキングされる本や CD だったという経験はないだろうか?

多忙を極めると本、CD などをセレクトする時間さえなくなってくる。でも、第 1 位にランキングされているものは当たり外れは少ないし、少なくとも時代のトレンドを探る意味でも価値はあるから、僕は迷わず第 1 位にランキングされているものは買うことにしている。

お客様が何も考えずに買ってくれる状況を創り出せば、個人の営業センスに頼ることもなく難しい新規開拓の営業も自動化される。

その鍵は「第 1 位にランキングされる」というところにある。

第 1 位だから売れる。売れるからトップをキープできる。そして、圧倒的 No.1 の地位がオートマティックに確立される。

それ故に、ベンチャー経営でもっとも重視するのは、創っている商品やサービスが業界で圧倒的 世界 No.1 であるかどうかである。

そうなれないものは躊躇うことなく撤退し、圧倒的 世界 No.1 になれるものに経営資源を集中投下してきた。

具体的には、携帯電話向けアプリを圧縮したり、 C++ というプログラミング言語で開発できるソフトウェアを、創業以来 4 年に渡って研究開発し、製品化し、販売してきている。

携帯ソフト業界に最も詳しい僕たちですら、競合商品と言えるようなものは、ワールドワイドなマーケットにおいてまだ発見できていない。

要するに、マーケットはニッチかもしれないけれども、圧倒的 世界 No.1 なのである。

そんな状況だから、営業マンが不在で、営業、宣伝・広告しなくとも注文は入ってくるシステムが機能するのである。

これは偶然の結果ではなく、最初からそうしようとする強い思いの結果と思っている。

2006 年 03 月 04 日 : 傘

"テレビでは我が国の将来の問題を
 誰かが深刻な顔をしてしゃべってる
 だけども問題は今日の雨 傘がない"


井上陽水の最高傑作のひとつ『傘がない』の中でも、いまでも僕の脳裏に深く刻まれたメッセージ。

人々の心理をシンプルに深く描いていると感じる。

ハイテク関連のベンチャービジネスを軌道に乗せる最大の難関はマーケティングだと思うんだけど、投資家向けの事業計画は"国家の問題"を扱う感じのものが多いのではないだろうか。

でも、世の中では「傘がない」ということが問題なのだ。

言うまでもなく解決策は簡単である。

大半のハイテクベンチャーはいわゆる"死の谷"を乗り越えることができずに沈んでゆくと言われる。

ハイテクベンチャーを経営する者として、非常に大切にしなければならないことはこの"傘がない"という問題である。

実は、ごく身近で簡単なところに"死の谷"を越える鍵が隠されているものなのだ。

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