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2005 年 11 月 11 日 : 海外マーケット

最近、海外のマーケットが少しずつ動いている気配を感じる。

先月はフランスに本社を置くヨーロッパ最大手のゲーム会社がソフィア・クレイドルのソフト技術を採用した。韓国のハイテク IT ベンチャーにも既に実績がある。

昨日は UK のゲーム会社から、

"You have a great product, it has shown some impressive results, when comparing it to competitive products."

というメールをもらった。

それから、US のハイテク IT ベンチャーと共同である仕事をしている。これについては近日中に発表できる見通し。

欧米以外では、インド、中国、ブラジル、韓国、インドネシア、ベトナム、タイ ・・・ という国々からも日々問い合わせが入ってくる。

海外のモバイル関連マーケットが徐々にひろがっているというのが今の実感である。最初から世界マーケットをターゲットにこのベンチャーを起業したので、確実に成果をあげたいと願っている。

2005 年 11 月 10 日 : Alpha

自分の全てを賭けているからこそ数十年後、数百年後 … の遥か先に待つ未来から振り返った時、どんな風に映るのかを常に意識している。真に価値のあるものは時を超えて存続するはずだ。

人びとが日常生活で使う言葉にしても昔は現在よりも遥かに多くの種類が存在していたという。例えば、α、β、γ、・・・などで有名なギリシャ文字。ギリシャ文字が考えられたのは紀元前 900 年頃の話らしい。現在では使われていない紀元前 1000 年頃に創られた 22 文字からなるフェニキア文字がベースになっていた。

ギリシャ文字は表音文字であり、フェニキア文字との大きな違いは母音をあらわす文字が存在したという点である。フェニキア文字でギリシャの言葉にとって必要性の少ない子音を母音に置き換えたものがギリシャ文字だったそうだ。

ギリシャ文字には母音を表す文字を含んでいたため、周囲のいろんな国々の何百、何千にも及ぶ言葉をギリシャ文字で表現することができた。それが古代ギリシャの繁栄に繋がっていった。

母音を含むかどうかで、ギリシャ文字とフェニキア文字とで運命の明暗が分かれた。かたちに変化こそあれどもギリシャ文字はクラシカルな文字として今も使われている。

ほんの瑣末な出来事に過ぎなく思えるものが重大なインパクトを及ぼす例とも言える。時を超えて人びとに使われるものを創れるかどうかは紙一重の差なのかもしれない。

2005 年 11 月 09 日 : タイムパラドックス

プロデューサーとして、経営者の最も重要な役割は時の流れを読んで波に乗ることだと思う。そのイメージが鮮明に脳裏に浮かんだ瞬間、成功は約束されたに等しい。

空間みたいに時間を自由に行き来できる架空の乗り物としてタイムマシンがある。しかしタイムマシンで時間旅行するプロセスにおいて起こる様々な出来事が、現在、過去、未来の全空間に矛盾を引き起こすというタイムパラドックスが発生してしまう。

ベンチャーは現在、過去、未来という時の流れの中での変化がすさまじい。それだけに、たとえ半歩先にしても思った未来を俯瞰し、見極めたチャンスに乗じれるかどうかでエンディングは天と地ほど違ってくる。

未来を予測する代表例として、天気予報を挙げることができる。天気予報とは、地球上の各地点の天気・気圧・風向・風速・気温・湿度などの現在の気象データをインプットして偏微分方程式数値解析して未来の天候を予測するというものである。

空間のポイントは無数にあるから、定められた時間内にコンピューターで計算して未来の天候を得るには代表的なデータをサンプリングするしかない。データの精度に応じて天気予報の的中率も左右されるのである。

経営者が未来を予測する姿は正にそれに近いと思った。社会のこと、業界のこと、自社のこと・・・様々な情報をインプットし、時間をステップバイステップに進めつつ、未来を予測する。無限にある情報の中から限られた情報で予測するので誤差が生じる。正確に予測しようとすればするほど未来シナリオの構想に膨大な分析が必要になる。また、自分自身が未来へと旅する結果生じるタイムパラドックスも考慮せねばならない。

いろいろと複雑な事情が絡むだけに未来の領域を正確に見渡すのは不可能だけれども、敢えて意識して未来を予測する習慣があるか否かで結果は大きく異なってくるだろう。 

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2005 年 11 月 09 日 : ポジショニング

生物と生物、また生物とそれを取り巻く環境との間には切っても切れない複雑な構造がある。生物と環境の間にある相互作用を研究する学問が生態学である。

生態学で興味深いことがいくつかある。縄張りがあって生物の個体はほぼ等間隔で均等に分布すること。それから、食べ物が豊富にあり生育に適した地では、最初は個体の数が指数関数的に増加する。次第に伸びは緩やかになる。やがて定常状態になりしばらくその状態が続く。そして死亡率が出生率を上回り始め個体数は徐々に減少してゆくという。

企業活動でも生態学の智慧を活かせそうな気がする。ベンチャーを起業する場合、先ず最初に考えるべき事は自分の居場所、すなわちポジションである。生物が縄張りで自分の住処を確保するのと同じく、ベンチャーでもそれに相当する"場"がなければ直ぐに消滅してしまうであろう。

ソフィア・クレイドルはソフトウェア業界に属する企業である。その中での自社のベンチャー事業のポジションを明確にすることが生存のためには必須だと最初に考えた。

それではポジショニングをどのようにして行ったのか?

先ずソフトウェア業界を 2 次元平面のマップとして捉えた。横軸は受託開発、人材派遣、アプリ開発、システムソフト、開発ツール・・・ などの[仕事]の軸である。縦軸は 汎用機、ワークステーション、サーバー、PC、携帯端末 ・・・ などの[コンピューター]の軸である。

その 2 次元平面の中で横軸が"開発ツール"、縦軸が"携帯端末"という位置にソフィア・クレイドルというベンチャー事業をポジショニングした。何故ならば、その事業ドメインを手掛けている企業が存在せず、横軸が"開発ツール"で縦軸が"携帯端末"以外である事業領域は既に巨大なマーケットとして成熟していたからである。

将来的には"開発ツール"×"携帯端末"の事業領域も巨大なマーケットに成長するのは自明に思えた。しかもどの企業も手掛けていないのである。この領域で勝負を挑んで事業を展開する企業を発見するのはいまだに難しい。それはマーケットは小さいけれども競争が無くて、シェア 100 % を意味する。

やがてこの領域も巨大なマーケットへと育つ急成長期フェーズに突入するに違いない。そうなった時、生態学の示唆するところは、この領域に多数の競合企業が参入してくるだろうという予測である。未来に備えて、自分たちのポジションをより明確にする姿勢は今後も欠かせないと思う。

2005 年 11 月 08 日 : Deep impact

事業をひろく世界へグローバル展開したい。それだけに情熱を傾けてベンチャーを起業し経営している。国内だけで充分とする妥協は一切ない。しかも製品が営業活動をしなくとも自ずと人びとに選ばれ、ひろがりゆくスタイルを理想型とする。

スタッフは世界から募り、全員が異文化に触れ自然とグローバルな発想ができる"場"であることを意識している。母国語とは異なる言葉を使わざるを得ない空間から、斬新かつ偉大な発想が生まれるかもしれない。

グローバル展開するために製品のあるべき姿について、深く掘り下げて考える日が幾日も続いた。その過程で得た結論というのは、"普遍性"というキーワードである。乾いた砂に水が染み込んでゆくがごとく、製品が世界に一瞬のうちにひろまるには"普遍性"こそが命になるだろう仮説だった。

日常生活で、"普遍性"のあるものと言えば、"水"を挙げることができる。人の構成要素の大半は水分と言われ"水"なくして生きれない。また世界中あらゆるところに存在する物質である。"水"は自然の摂理で既にグローバル展開がなされているわけである。

食べ物には必ずその成分に"水"が含まれる。しかし"水"が含まれるという理由で、その食べ物が普遍的に世界に受け入れられるとは限らない。パラドックスに思えるが、物事というのは複雑化するに連れて普遍性を失うという事実を証明しているかのようだ。

インターネットはその普遍性から世界中にひろまった。しかしそこで展開される Web のサービスは文化や風習、習慣、法律など、国と国を隔てる国境が障壁となって、グローバル展開が難航を極めているようにも思える。

ソフィア・クレイドルでは、携帯端末向けのソフトを記述するためのプログラミング言語と、プログラム圧縮に関する技術をグローバル展開させようと志している。普遍性を持たせるために意図したのは、PC やサーバーの分野で、既にグローバル展開が完了し実績のある JavaC++ というインフラを選択したことである。

ソフトを開発するにはプログラミング言語は必須である。プログラムを圧縮する技術も無いよりあった方が良い。何故なら、プログラムを記憶するメモリと通信コストがその分少なくて済むからである。

単純な理由だけれども、"水"が普遍的に世界中になくてはならない理由はシンプルである。"水"なくして、人は生きていけない。それくらいインパクトのあるレゾンデートルを見つけることができれば、グローバル展開はきっと成功するに違いない。

2005 年 11 月 08 日 : Energy

"天文学的な・・・"といういわれるこの広大な宇宙も137億年前はただの"点"に過ぎなかった。137億年前の"ビッグバン"と呼ばれる大爆発を契機にして、今日の宇宙は生まれたらしい。

アルベルト・アインシュタイン特殊相対性理論によれば、

 エネルギー = 質量 × (光速の 2 乗)、 即ち E = mc2

という方程式で、エネルギーと質量は等価交換可能である。

何も無いところから、エネルギーが集中して今日の宇宙ができたとすれば、想像し得ないほどの巨大なエネルギーが宇宙の始まりであり、"ビッグバン"が発生したその 1 点に吸い寄せられたのであろう。それだけのエネルギーがあったからこそ、今日の宇宙があり、それ以下のエネルギーでしかなかったらまだ"点"の存在に過ぎなかったのかもしれない。

ある意味では、ベンチャー事業というのは"無"から"有"を創り出す、宇宙の"ビッグバン"に似た現象にも思える。アインシュタインの方程式から分かるのは、エネルギーを質量のあるものへ変換するには、膨大なエネルギーを 1 点に注ぎ込む必要があるということだ。

果てしない広がりを持つ宇宙ですら始まりは 1 点に過ぎない。限りあるベンチャーであれば尚の事。2 点以上で勝負はできない。精力が分散されるために、1 点にエネルギーを集中させれば起こっていたであろう"ビッグバン"を目の当たりにすることなく終わってしまうかもしれない。

"無"から"有"を生み出す最善の方法は、あらん限りの情熱、エネルギーをその 1 点に注ぐという強い意志を持つことである。集約されたエネルギーがある閾値を超えた段階でビッグバンは起こり、かたちあるものが生まれるのではないだろうか。

2005 年 11 月 07 日 : 売れる瞬間

ベンチャーのメリットは、自由に自分の好きな仕事ができるという点にある。しかしそのスタイルを続けるには前提条件がある。創造した製品やサービスがお金を払ってまで欲しいと思うものでなければならないということである。有りがちなのは、ひたすら自分の好きな道を突き進んで玉砕するパターンかもしれない。

キャッシュフローがなければ何れ資金は枯渇し経営破綻する。キャッシュフローが発生するのは、製品やサービスが"売れた瞬間"である。その瞬間の状況をリアルに鮮明にイメージできれば、きっと製品やサービスは売れる。そしてそのベンチャービジネスはさらに飛躍することになるだろう。

製品やサービスが"売れた瞬間"をリアルにイメージすること。このイメージトレーニングが等閑になっている人が多いのではないだろうか。

今、Ajax という JavaScriptXML非同期通信 の技術を組み合わせた新しい Web サービスが注目を浴びている。この技術を使って、Zimbra という米国の IT ベンチャーはマイクロソフトの OutLook と同等の機能を Web で実現している。

Ajax 技術を応用すれば PC 上のデスクトップアプリケーションが Web サービスとなって、PC にある全てのデータをネットのサーバーで一元管理することも可能になってくる。

ブログで使われるようになった、サイトの更新情報の要約をリアルタイムに配信してくれる RSS がある。RSS リーダーを使うと、これまでブラウザの"お気に入り"に登録していた情報の更新状況がリアルタイムに把握できるようになる。

ネット上のサーバーにある、XML ベースのニュースや株価、天気予報などの情報をリアルタイムに知りたい時もある。RSS リーダーに登録された情報が一元管理されたネット上のサーバーにあって、携帯端末からいつでも見れるとすればどうだろうか?

ニュースや株価、天気予報など、その瞬間だから価値を持つ情報は携帯端末で更新されたタイミングで知ることができればとても便利である。そういったものを実現しようとすれば、携帯端末向けの XML パーサーや非同期通信、 JavaScript と同等のものがあれば実現可能である。

Ajax 技術を応用したモバイル版 RSS リーダーと XML ブラウザは話題を呼び、新聞や Web のニュースサイトに掲載されそうだ。多くの人びとが興味・関心を持ち、期待を寄せ、トライアル版を入手する。そしてその使用感を確かめる。使用感が必然的に想像以上のものであった時、それが"売れる瞬間"だ。

アプリケーションが利用される、すなわち"売れた瞬間"をイメージする。そしてそれを構成する要素技術を実現するというアプローチを採れば、少なくともそのアプリケーションがあるから、キャッシュフローが生まれる確率が上昇する。それを足掛かりにしてベンチャーというビジネスは成長してゆく。

2005 年 11 月 06 日 : 収益の構造[海外へ] 

ベンチャーといえども事業である以上、収益構造の戦略策定は経営者の役割として最も重要だと思う。

収益の式は至極シンプルで単に

[利益] = [売上] − [費用] ・・・ (1)

に過ぎないけれども、意外とこの式が頭から消去されている経営者も多いのではないだろうか。ソフィア・クレイドルというベンチャー事業を推進する際、収益に関するこの式が片時も意識から離れること無きようにしている。

利益はベンチャー事業の未来への扉、源泉でもある。利益によって未来が決まるだけに、どのように事業を展開すれば利益が最大化されるのかという思考プロセスは、いくら真剣にやったとしても十分とは言えない。

ソフィア・クレイドルでの収益構造の戦略をまとめてみよう。

国内と海外の 2 つにマーケットを分割すると、売上は次の式で表現される。

[売上] = [国内売上] + [海外売上] ・・・ (2)

(2) を (1) に代入すると、

[利益] = ( [国内売上] + [海外売上] )− [費用] ・・・ (3)

となる。(3) の右辺の項の順番を入れ替えると、

[利益] = ( [国内売上] − [費用] ) + [海外売上] ・・・ (4)

となる。[費用] は大雑把に研究開発費や販売管理費などを含めたすべての経費のことを指す。

ここで、研究開発した製品の販売を国内に留まらず、広く全世界にグローバル展開することを本命としている。何故ならば、国内のマーケットを 1 とすれば、海外のマーケットは 10 〜 20 と圧倒的に巨大だから。

更にいえば、国内は少子化が進みマーケット全体がシュリンクしているけれども、世界全体では人口は今も増加傾向にあるからだ。何十年後かの将来には国内 1 に対して、海外が 100 ということも十分に予測される。

海外マーケットの開拓は国内以上に難航を極めるかもしれない。しかし企業が生き残り永遠の繁栄を築くには、海外への展望無くしてそれはあり得ない。

さて、(4) の式で注目して欲しいのは、( [国内売上] − [費用] ) の部分である。この項が"プラスの値"になるように心掛けている。つまり、国内事業だけで利益を上げて海外事業は全て利益になる収益構造である。

製品販売はインターネット 1 本に絞り、効率的なグローバル展開のためにインターネットで完結する受注・出荷・決済システムも視野に入れている。

海外マーケットは国内の 10 倍以上ある。この方式にしたがって国内と同様に海外でも製品販売の仕組みが実現したとする。簡単な算数で 90 %を超える利益率の単純明快なビジネスモデルが出来上がることが分かる。

現在、全世界で携帯電話や携帯ゲーム機は数十億台以上普及している。たった 1 本のソフトでも、1 本あたり 10 円で世界中の全ての携帯端末に普及させれば、それだけで数百億円の利益が見込める。

利益を事業の未来への投資と考えるならば、それは資金調達という見方もできる。株式上場をしなくとも資金調達はできるということだ。株式公開する必要性もなくなる。

2005 年 11 月 06 日 : プロダクト ビジネス

製造業には大きく分けて 2 つのビジネススタイルがある。ひとつはお客様からの依頼に基づく受託開発型ビジネス。もうひとつはオリジナル製品を研究開発し不特定多数のお客様に提供する製品開発型ビジネス。

受託開発型ビジネスでは依頼されたシステムの開発が、お客様の仕様を満たすものであれば、対価としてのキャッシュが入ってくる。しかし製品開発型ビジネスの場合、必ずしも売れるわけではない。むしろ売れる製品より売れない製品の方が圧倒的に多い。

ソフィア・クレイドルは基本的に 100 % 製品開発型ビジネスを展開している。製品開発型ビジネスの最大の難関は、研究開発した製品が売れるかどうかという一点に絞られる。

創業初期であればあるほど、ベンチャーは経営資源が限られる。それ故、研究開発した製品が売れなければ誰からも気付かれずひっそりと経営破綻するだけ。厳しい現実がそこには待ち構えている。

売れなければ倒産という崖っぷちに自らを置いてみる。背水の陣を敷かなければ見えないものもある。100 % 製品開発型ビジネスに集中特化すれば、製品が売れなければ事業の消滅を意味する。自ずと売れる製品とは何かという問題意識を常に持って、仕事に臨む習慣が付いてくるのである。

大ヒットする製品には、動物と人間の決定的な差である"喜怒哀楽"の要素が色濃くでている。"喜怒哀楽"のある製品を創造するにはどうすればよいか、というのが製品開発型ビジネスの至上命題であり、この命題が解けた瞬間に爆発的に大ヒットする製品が生まれると考えている。

最も重要なのは、お客様がその製品を使用する状況を、どれくらい具体的に強く鮮明にイメージできるかに尽きると思う。キャッシュが見込める受託開発型ビジネスを兼業していると、人は弱い生き物だから必ずイマジネーションにも弱さが生じる。

売れる製品は 100 に 1 つと言われるくらいに少ない。それだけにほんの少しの仕事への取り組みの迷いが致命的になる。100 % 製品開発型ビジネスに集中特化すればそんな迷いが生まれる余地はない。必然的にヒットする確率というものも飛躍するのである。

2005 年 11 月 05 日 : 興味のある職業

毎年、母校(高校)のサイトに在校生の人気職業がランキングされる。今年の BEST 10 は以下の通り。

 1 位 弁護士
 2 位 医師
 3 位 薬剤師
 4 位 音楽家
 5 位 中学校教諭
 6 位 心理カウンセラー  
 6 位 アナウンサー
 8 位 パイロット
 9 位 通訳
10 位 プログラマー

起業家とか社長、経営者という職業はランキングされたことがない。同窓生でベンチャーを起業して社長日記を書いているのは僕くらい。2 位にランクインしている医師という職業は同窓生に多い。

ベンチャー起業家は何もかも自由に決めれるのでけっこうお勧めの職業であるのだけれども。漠然として訳の分からない職業といった位置づけなのだろうか。それとも想定外の範疇なのだろうか。

時代の潮流というものを読み切って全てを賭けて事業に打ち込む行動はスリルに満ち溢れている。思惑通りに事が進んだ時の喜びは他に代えがたいものである。

TOYOTA、SONY、Panasonic、HONDA、Microsoft、Apple・・・。今日の有名な大企業も最初はベンチャーからスタートしている。学校では大企業の歴史を教えてくれない。そもそも起業経験のない高校の先生がベンチャーの概念を教えるのは不可能だろう。

弁護士や医師も社会に無くてはならない職業である。けれどもベンチャーを起業して世界に通用するような企業に育てるのも、弁護士や医師に負けず劣らず社会から必要とされる仕事である。

TOYOTA に就職するより、TOYOTA みたいな偉大な企業を創造する方がカッコ良いと個人的に思っている。

それから、権威に縛られず思うまま自由に生きる人生も愉快だ。経営の原理原則を外さずに行動しさえすれば夢は実現するものである。

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