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報道関係者各位

ソフィア・クレイドル、BREW 向け GUI フレームワークを開発

〜 世界で初めて GUI の操作感を携帯電話上に実現 〜

[概要]

携帯電話向けソフト開発の株式会社ソフィア・クレイドル(本社:京都市、代表取締役社長:杉山和徳、以下 ソフィア・クレイドル)は、2002 年 8 月 1 日、世界で初めて BREW 向け GUI フレームワーク技術 「 SophiaFramework (ソフィア・フレームワーク) 」 を開発したことを発表します。本技術は C++ プログラミング言語のクラスライブラリとして提供される予定です。

GUI フレームワーク例

クラス関係図

[詳細]

2003年初め、 KDDI が BREW 【※1】という携帯電話のプラットフォームを導入する予定にしています。BREW の特長は、異機種にまたがってアプリが動作する実行環境であるということです。このため、今後、世界中で多くのアプリが BREW 上で開発されると予想されます。

しかし、BREW の開発ツールには GUI 【※2】 的な操作性の良いモジュールが用意されていません。そのため、使いやすいユーザーインターフェースのアプリを開発するには、多大なコストがかかります。このことが BREW の最大のボトルネックです。

この度、ソフィア・クレイドルは BREW プラットフォーム上に操作性の良い GUI を簡単に実現できる GUI モジュール( GUI フレームワーク)、「SophiaFramework」を開発しました。本技術は BREW 用 C++ プログラミング言語【※】のクラスライブラリとして提供されます。出荷は2002年末を予定しています。

■ 用語の説明

【注1】BREW

読み方:「ブリュー」または「ブルー」

2001年1月に米国クアルコム社が発表した携帯電話向けソフトウェアの規格。異なる携帯電話機のOSの仕様差を吸収し、単一のコンパイル後のプログラムをインターネットからダウンロードし、さまざまな携帯電話機でそのまま高速に動作できるように設計されている。現在、米国と韓国で BREW サービスが提供されている。日本ではKDDIが2003年よりBREWサービスを提供する予定である。

【注2】GUI

読み方:「ジーユーアイ」 または 「グイ」

Graphical User Interface の略。ユーザーへの操作画面にグラフィックを多用し、マウスなどのポインティングデバイスによってユーザーが簡単にコンピューターが操作できるユーザーインターフェースのこと。

【注3】C++

読み方:「シープラスプラス」または「シープラプラ」

再利用可能なモジュールを組み合わせてプログラミングする、オブジェクト指向アプローチの観点からC言語を拡張したプログラミング言語。モジュール性と再利用性の観点から、C++によってプログラムの開発生産性が向上するに止まらず、保守性にも優れるというメリットがある。プログラムのスピードが遅くなり、サイズも大きくなるという点をデメリットとして挙げることができる。

会社の説明

株式会社 ソフィア・クレイドル

 
代表者: 代表取締役社長 杉山和徳
設立日: 2002 年 2 月 22 日
所在地: 京都市左京区田中関田町 2 番地 7
資本金: 2645 万円
従業員数: 16 名
事業内容: モバイルインターネットに関する:
1.ソフトウェア基礎技術の研究開発
2.ソフトウェア製品の製造及び販売
3.システム企画及びインテグレーション
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