XALLBACK_FUNCTION マクロは、下記のように定義されるコールバック関数のエントリ名を取得するためのマクロです。

#define    XALLBACK_FUNCTION(FUNCTION)    FUNCTION##SCP

XALLBACK_INTERNAL マクロは、下記のように定義されるコールバック関数へのポインタと内部インスタンスへの参照を取得するためのマクロです。

コールバック関数へのポインタと内部インスタンスへの参照を渡してコールバック関数を登録するときに使います。

#define    XALLBACK_INTERNAL(FUNCTION)    (XALLBACK_FUNCTION(FUNCTION)), (this)

XALLBACK_EXTERNAL マクロは、下記のように定義されるコールバック関数へのポインタと外部インスタンスへの参照を取得するためのマクロです。

コールバック関数へのポインタと外部インスタンスへの参照を渡してコールバック関数を登録するときに使います。

#define    XALLBACK_EXTERNAL(FUNCTION, REFERENCE)    (XALLBACK_FUNCTION(FUNCTION)), ((REFERENCE))

XALLBACK_INTERNAL マクロと XALLBACK_EXTERNAL マクロ

コールバック関数が同じクラスのインスタンスを参照する場合は、XALLBACK_INTERNALマクロを使用してコールバック関数を取得します。 このとき、コールバック関数は自動的に this 変数を含む構文に展開されます。 コールバック関数が外部のクラスのインスタンスを参照する場合は、XALLBACK_EXTERNALマクロを使用してコールバック関数を取得します。 このとき、コールバック関数は自動的に引数で指定した外部クラスのインスタンスを含む構文に展開されます。 同じクラスのインスタンスを参照するコールバック関数が大半なので大抵の場合は XALLBACK_INTERNALマクロを利用します。 static 関数の中など this が使えない場所や、 this が使える場合でも渡したいインスタンスが自分自身ではなく外部クラスのインスタンスの場合、 XALLBACK_EXTERNAL マクロを利用することになります。

XALLBACK_NULL マクロは、下記のように定義されるヌルコールバック関数を取得するためのマクロです。

実際のコールバック関数は呼び出されませんが、コールバック関数は処理されたこととみなします。

#define    XALLBACK_NULL    (null), (null)