SFXClip

クリッピング領域を表すクラスです。

#include <SFXClip.h.hpp>

class SFXClip;

SFMTYPEDEFCLASS(SFXClip)

協調図

解説

SFXClip クラスは、クリッピング領域を処理するためのクラスです。

SFXClip::AtomRec 構造体はクリッピング領域を表す構造体であり、クリッピング領域の形状とその領域を持ちます。

クリッピング領域の形状として、円（SFXCircle）、楕円（SFXEllipse）、扇形（SFXPie）、多角形（SFXPolygon）、三角形（SFXTriangle）、または矩形（SFXRectangle）を指定できます。

定数の SFXClip インスタンスは、コンストラクタを呼び出すことなく、 SFXClip::AtomRec 構造体を利用して高速に設定することが可能です。

参照

メンバ

コンストラクタ/デストラクタ
SFXClip( `Void` ) SFXClip クラスのコンストラクタです。
SFXClip( `SFXClipConstRef` param ) SFXClip クラスのコンストラクタです。
SFXClip( `SFXRectangleConstRef` rectangle ) SFXClip クラスのコンストラクタです。
SFXClip( `SFXCircleConstRef` circle ) SFXClip クラスのコンストラクタです。
SFXClip( `SFXEllipseConstRef` ellipse ) SFXClip クラスのコンストラクタです。
SFXClip( `SFXPieConstRef` pie ) SFXClip クラスのコンストラクタです。
SFXClip( `SFXTriangleConstRef` triangle ) SFXClip クラスのコンストラクタです。
SFXClip( `SFXPolygonConstRef` polygon ) SFXClip クラスのコンストラクタです。

パブリック関数
static `SFXClipConstRef`	EmptyInstance( `Void` ) 空のクリッピング領域を取得します。
`Bool`	Equals( `SFXClipConstRef` param ) このクリッピング領域が指定されたクリッピング領域と等しいか判定します。
`SFXCircleConstRef`	GetCircle( `Void` ) このクリッピング領域（形状：円）を取得します。
`SFXEllipseConstRef`	GetEllipse( `Void` ) このクリッピング領域（形状：楕円）を取得します。
`SFXPieConstRef`	GetPie( `Void` ) このクリッピング領域（形状：扇形）を取得します。
`SFXPolygonConstRef`	GetPolygon( `Void` ) このクリッピング領域（形状：多角形）を取得します。
`SFXRectangleConstRef`	GetRectangle( `Void` ) このクリッピング領域（形状：矩形）を取得します。
`SFXTriangleConstRef`	GetTriangle( `Void` ) このクリッピング領域（形状：三角形）を取得します。
`AEEClipShape`	GetType( `Void` ) このクリッピング領域の形状を取得します。
`Bool`	IsCircle( `Void` ) このクリッピング領域の形状が円であるか判定します。
`Bool`	IsEllipse( `Void` ) このクリッピング領域の形状が楕円であるか判定します。
`Bool`	IsEmpty( `Void` ) このクリッピング領域が空であるか判定します。
`Bool`	IsNone( `Void` ) このクリッピング領域の形状が未設定であるか判定します。
`Bool`	IsPie( `Void` ) このクリッピング領域の形状が扇形であるか判定します。
`Bool`	IsPolygon( `Void` ) このクリッピング領域の形状が多角形であるか判定します。
`Bool`	IsRectangle( `Void` ) このクリッピング領域の形状が矩形であるか判定します。
`Bool`	IsTriangle( `Void` ) このクリッピング領域の形状が三角形であるか判定します。
static `SFXClipConstRef`	NoneInstance( `Void` ) クリッピング領域の形状が未設定であり、面積が 0 である SFXClip インスタンスを取得します。
`SFXClipRef`	Normalize( `Void` ) このクリッピング領域を正規化します。
`SFXClipRef`	Offset( `SFXGridConstRef` param ) このクリッピング領域の中心座標、開始点、またはすべての頂点の座標に指定された値を加算し、このクリッピング領域を移動します。
`SFXClipRef`	Offset( `SInt16` x , `SInt16` y ) このクリッピング領域の中心座標、開始点、またはすべての頂点の座標に指定された値を加算し、このクリッピング領域を移動します。
`SFXClipRef`	Set( `SFXClipConstRef` param ) このクリッピング領域を指定された値に設定します。
`SFXClipRef`	Set( `SFXRectangleConstRef` rectangle ) このクリッピング領域を指定された値に設定します。
`SFXClipRef`	Set( `SFXCircleConstRef` circle ) このクリッピング領域を指定された値に設定します。
`SFXClipRef`	Set( `SFXEllipseConstRef` ellipse ) このクリッピング領域を指定された値に設定します。
`SFXClipRef`	Set( `SFXPieConstRef` pie ) このクリッピング領域を指定された値に設定します。
`SFXClipRef`	Set( `SFXTriangleConstRef` triangle ) このクリッピング領域を指定された値に設定します。
`SFXClipRef`	Set( `SFXPolygonConstRef` polygon ) このクリッピング領域を指定された値に設定します。
`SFXClipRef`	SetNone( `Void` ) このクリッピング領域の形状を未設定に設定します。
`SFXClipRef`	Unoffset( `SFXGridConstRef` param ) このクリッピング領域の中心座標、開始点、またはすべての頂点の座標から指定された値を減算し、このクリッピング領域を移動します。
`SFXClipRef`	Unoffset( `SInt16` x , `SInt16` y ) このクリッピング領域の中心座標、開始点、またはすべての頂点の座標から指定された値を減算し、このクリッピング領域を移動します。
`SFXClipRef`	operator+=( `SFXGridConstRef` param ) 左側のクリッピング領域の中心座標、開始点、またはすべての頂点の座標に右側の格子点の座標を加算して移動します。
`SFXClipRef`	operator-=( `SFXGridConstRef` param ) 左側のクリッピング領域の中心座標、開始点、またはすべての頂点の座標から右側の格子点の座標を減算して移動します。
`SFXClipRef`	operator=( `SFXClipConstRef` param ) 左側のクリッピング領域に右側のクリッピング領域を代入します。
`SFXClip::AtomRec *`	atomic_cast( `SFXClip *` param ) SFXClip クラスを SFXClip::AtomRec 構造体に型変換します。
`SFXClip::AtomRec const *`	atomic_cast( `SFXClip const *` param ) SFXClip クラスを SFXClip::AtomRec 構造体に型変換します。
`AEEClip *`	interface_cast( `SFXClip *` param ) SFXClip クラスを AEEClip 構造体に型変換します。
`AEEClip const *`	interface_cast( `SFXClip const *` param ) SFXClip クラスを AEEClip 構造体に型変換します。
`Bool`	operator==( `SFXClipConstRef` left , `SFXClipConstRef` right ) 左側のクリッピング領域が右側のクリッピング領域と等しいか判定します。
`SFXClip`	operator-( `SFXClipConstRef` left , `SFXGridConstRef` right ) 左側のクリッピング領域の中心座標、開始点、またはすべての頂点の座標から右側の格子点の座標を減算して移動したクリッピング領域を返します。
`Bool`	operator!=( `SFXClipConstRef` left , `SFXClipConstRef` right ) 左側のクリッピング領域が右側のクリッピング領域と異なるか判定します。
`SFXClip`	operator+( `SFXClipConstRef` left , `SFXGridConstRef` right ) 左側のクリッピング領域の中心座標、開始点、またはすべての頂点の座標に右側の格子点の座標を加算して移動したクリッピング領域を返します。

型
AtomRec クリッピング領域を表す構造体です。

グローバル関数
`SFXClip::AtomRec *`	atomic_cast( `SFXClip *` param ) SFXClip クラスを SFXClip::AtomRec 構造体に型変換します。
`SFXClip::AtomRec const *`	atomic_cast( `SFXClip const *` param ) SFXClip クラスを SFXClip::AtomRec 構造体に型変換します。
`AEEClip *`	interface_cast( `SFXClip *` param ) SFXClip クラスを AEEClip 構造体に型変換します。
`AEEClip const *`	interface_cast( `SFXClip const *` param ) SFXClip クラスを AEEClip 構造体に型変換します。
`Bool`	operator==( `SFXClipConstRef` left , `SFXClipConstRef` right ) 左側のクリッピング領域が右側のクリッピング領域と等しいか判定します。
`SFXClip`	operator-( `SFXClipConstRef` left , `SFXGridConstRef` right ) 左側のクリッピング領域の中心座標、開始点、またはすべての頂点の座標から右側の格子点の座標を減算して移動したクリッピング領域を返します。
`Bool`	operator!=( `SFXClipConstRef` left , `SFXClipConstRef` right ) 左側のクリッピング領域が右側のクリッピング領域と異なるか判定します。
`SFXClip`	operator+( `SFXClipConstRef` left , `SFXGridConstRef` right ) 左側のクリッピング領域の中心座標、開始点、またはすべての頂点の座標に右側の格子点の座標を加算して移動したクリッピング領域を返します。

SFXClip::SFXClip

SFXClip クラスのコンストラクタです。

[ public, explicit ]
SFXClip(Void);

[ public ]
SFXClip(
    SFXClipConstRef param   // 元になるクリッピング領域
);

[ public, explicit ]
SFXClip(
    SFXRectangleConstRef rectangle   // 元になる矩形
);

[ public, explicit ]
SFXClip(
    SFXCircleConstRef circle   // 元になる円
);

[ public, explicit ]
SFXClip(
    SFXEllipseConstRef ellipse   // 元になる楕円
);

[ public, explicit ]
SFXClip(
    SFXPieConstRef pie   // 元になる扇形
);

[ public, explicit ]
SFXClip(
    SFXTriangleConstRef triangle   // 元になる三角形
);

[ public, explicit ]
SFXClip(
    SFXPolygonConstRef polygon   // 元になる多角形
);

解説

引数にが指定された場合、このコンストラクタは、内部的に SFXClip::Set 関数を呼び出して指定された値でこのクリッピング領域を初期設定します。

参照

SFXClip::EmptyInstance

空のクリッピング領域を取得します。

[ public, static ]
SFXClipConstRef EmptyInstance(Void);

参照

SFXClip::NoneInstance | SFXClip::AtomRec | BREW API AEEClipShape

SFXClip::Equals

このクリッピング領域が指定されたクリッピング領域と等しいか判定します。

[ public, const ]
Bool Equals(
    SFXClipConstRef param   // 比較対象のクリッピング領域
);

戻り値

等しいとき: true
そうでないとき: false

解説

この関数は、このクリッピング領域が指定されたクリッピング領域と等しいか判定します。

参照

operator== | operator!=

SFXClip::GetCircle

このクリッピング領域（形状：円）を取得します。

[ public, const ]
SFXCircleConstRef GetCircle(Void);

戻り値

このクリッピング領域（形状：円）

解説

この関数は、このクリッピング領域（形状：円）を取得します。

	注意
	このクリッピング領域が円でない場合の動作は未定義です。

参照

SFXClip::GetEllipse

このクリッピング領域（形状：楕円）を取得します。

[ public, const ]
SFXEllipseConstRef GetEllipse(Void);

戻り値

このクリッピング領域（形状：楕円）

解説

この関数は、このクリッピング領域（形状：楕円）を取得します。

	注意
	このクリッピング領域が楕円でない場合の動作は未定義です。

参照

SFXClip::GetPie

このクリッピング領域（形状：扇形）を取得します。

[ public, const ]
SFXPieConstRef GetPie(Void);

戻り値

このクリッピング領域（形状：扇形）

解説

この関数は、このクリッピング領域（形状：扇形）を取得します。

	注意
	このクリッピング領域が扇形でない場合の動作は未定義です。

参照

SFXClip::GetPolygon

このクリッピング領域（形状：多角形）を取得します。

[ public, const ]
SFXPolygonConstRef GetPolygon(Void);

戻り値

このクリッピング領域（形状：多角形）

解説

この関数は、このクリッピング領域（形状：多角形）を取得します。

	注意
	このクリッピング領域が多角形でない場合の動作は未定義です。

参照

SFXClip::GetRectangle

このクリッピング領域（形状：矩形）を取得します。

[ public, const ]
SFXRectangleConstRef GetRectangle(Void);

戻り値

このクリッピング領域（形状：矩形）

解説

この関数は、このクリッピング領域（形状：矩形）を取得します。

	注意
	このクリッピング領域が矩形でない場合の動作は未定義です。

参照

SFXClip::GetTriangle

このクリッピング領域（形状：三角形）を取得します。

[ public, const ]
SFXTriangleConstRef GetTriangle(Void);

戻り値

このクリッピング領域（形状：三角形）

解説

この関数は、このクリッピング領域（形状：三角形）を取得します。

	注意
	このクリッピング領域が三角形でない場合の動作は未定義です。

参照

SFXClip::GetType

このクリッピング領域の形状を取得します。

[ public, const ]
AEEClipShape GetType(Void);

戻り値

このクリッピング領域の形状に応じて以下の値を返します（参照: BREW API AEEClipShape）。

値	意味
CLIPPING_NONE	形状未設定
CLIPPING_CIRCLE	円
CLIPPING_ELLIPSE	楕円
CLIPPING_PIE	扇形
CLIPPING_POLYGON	多角形
CLIPPING_TRIANGLE	三角形
CLIPPING_RECT	矩形

解説

この関数は、このクリッピング領域の形状を取得します。

参照

SFXClip::IsCircle

このクリッピング領域の形状が円であるか判定します。

[ public, const ]
Bool IsCircle(Void);

戻り値

円であるとき: true
そうでないとき: false

解説

この関数は、このクリッピング領域の形状が円であるか判定します。

	注意
	`SFXClip::AtomRec` 構造体のクリッピング領域の形状が円（CLIPPING_CIRCLE）のとき、 ture を返します。

参照

SFXClip::IsEllipse

このクリッピング領域の形状が楕円であるか判定します。

[ public, const ]
Bool IsEllipse(Void);

戻り値

楕円であるとき: true
そうでないとき: false

解説

この関数は、このクリッピング領域の形状が楕円であるか判定します。

	注意
	`SFXClip::AtomRec` 構造体のクリッピング領域の形状が楕円（CLIPPING_ELLIPSE）のとき、 ture を返します。

参照

SFXClip::IsEmpty

このクリッピング領域が空であるか判定します。

[ public, const ]
Bool IsEmpty(Void);

戻り値

空のとき: true
そうでないとき: false

解説

この関数は、このクリッピング領域が空であるか（面積が 0 であるか）判定します。

SFXClip::AtomRec 構造体のメンバ変数である、このクリッピング領域の形状（円・楕円・扇形・多角形・三角形・矩形）に応じてその領域が空のとき、 true を返します。

具体的には、 SFXClip::AtomRec 構造体のクリッピング領域の形状に応じてそれぞれの IsEmpty 関数を呼び出してこのクリッピング領域が空であるか判定します。

ただし、クリッピング領域の形状が未設定（CLIPPING_NONE）のときは、false が返ります。

参照

SFXClip::IsNone

このクリッピング領域の形状が未設定であるか判定します。

[ public, const ]
Bool IsNone(Void);

戻り値

未設定であるとき: true
そうでないとき: false

解説

この関数は、このクリッピング領域の形状が未設定であるか判定します。

	注意
	`SFXClip::AtomRec` 構造体のクリッピング領域の形状が未設定（CLIPPING_NONE）のとき、 ture を返します。

参照

SFXClip::GetType | SFXClip::AtomRec | BREW API AEEClipShape

SFXClip::IsPie

このクリッピング領域の形状が扇形であるか判定します。

[ public, const ]
Bool IsPie(Void);

戻り値

扇形であるとき: true
そうでないとき: false

解説

この関数は、このクリッピング領域の形状が扇形であるか判定します。

	注意
	`SFXClip::AtomRec` 構造体のクリッピング領域の形状が扇形（CLIPPING_PIE）のとき、 ture を返します。

参照

SFXClip::IsPolygon

このクリッピング領域の形状が多角形であるか判定します。

[ public, const ]
Bool IsPolygon(Void);

戻り値

多角形であるとき: true
そうでないとき: false

解説

この関数は、このクリッピング領域の形状が多角形であるか判定します。

	注意
	`SFXClip::AtomRec` 構造体のクリッピング領域の形状が多角形（CLIPPING_POLYGON）のとき、 ture を返します。

参照

SFXClip::IsRectangle

このクリッピング領域の形状が矩形であるか判定します。

[ public, const ]
Bool IsRectangle(Void);

戻り値

矩形であるとき: true
そうでないとき: false

解説

この関数は、このクリッピング領域の形状が矩形であるか判定します。

	注意
	`SFXClip::AtomRec` 構造体のクリッピング領域の形状が矩形（CLIPPING_RECT）のとき、 ture を返します。

参照

SFXClip::IsTriangle

このクリッピング領域の形状が三角形であるか判定します。

[ public, const ]
Bool IsTriangle(Void);

戻り値

三角形であるとき: true
そうでないとき: false

解説

この関数は、このクリッピング領域の形状が三角形であるか判定します。

	注意
	`SFXClip::AtomRec` 構造体のクリッピング領域の形状が三角形（CLIPPING_TRIANGLE）のとき、 ture を返します。

参照

SFXClip::NoneInstance

クリッピング領域の形状が未設定であり、面積が 0 である SFXClip インスタンスを取得します。

[ public, static ]
SFXClipConstRef NoneInstance(Void);

戻り値

クリッピング領域の形状が未設定（CLIPPING_NONE）であり、面積が 0 である SFXClip インスタンス

解説

この関数は、SFXClip::AtomRec 構造体のクリッピング領域の形状が未設定（CLIPPING_NONE）であり、その面積が 0 である SFXClip インスタンスを取得します。

	注意
	`SFXClip::EmptyInstance` 関数の戻り値のクリッピング領域の形状は、長方形（CLIPPING_RECT）です。

参照

SFXClip::EmptyInstance | SFXClip::AtomRec | BREW API AEEClipShape

SFXClip::Normalize

このクリッピング領域を正規化します。

[ public ]
SFXClipRef Normalize(Void);

戻り値

正規化されたこのクリッピング領域

解説

この関数は、このクリッピング領域を正規化します。

具体的には、 SFXClip::AtomRec 構造体のクリッピング領域の形状に応じて、それぞれの Normalize 関数を呼び出してこのクリッピング領域が有効な面積を持つようにします。

使用例

SFXClip clip;
SFXRectangle rect(10, 10, -50, 50);  

clip.Set(rect);       // クリッピング領域を矩形に設定する
  
if(clip.IsEmpty()){   // クリッピング領域が空であるか確認する
                      // 幅が 0 以下なので true が返る

    clip.Normalize(); // クリッピング領域を正規化する

}

参照

SFXClip::Offset

このクリッピング領域の中心座標、開始点、またはすべての頂点の座標に指定された値を加算し、このクリッピング領域を移動します。

[ public ]
SFXClipRef Offset(
    SFXGridConstRef param   // 中心座標、開始点、またはすべての頂点の座標に加算する値
);

[ public ]
SFXClipRef Offset(
    SInt16 x   // 中心座標、開始点、またはすべての頂点の X 座標に加算する値
    SInt16 y   // 中心座標、開始点、またはすべての頂点の Y 座標に加算する値
);

戻り値

移動後のこのクリッピング領域

解説

この関数は、このクリッピング領域の中心座標、開始点、またはすべての頂点の座標に指定された値を加算し、このクリッピング領域を移動します。

具体的には、 SFXClip::AtomRec 構造体のクリッピング領域の形状に応じてそれぞれの Offset 関数を呼び出してこのクリッピング領域を移動します。

参照

SFXClip::Set

このクリッピング領域を指定された値に設定します。

[ public ]
SFXClipRef Set(
    SFXClipConstRef param   // コピー元のクリッピング領域
);

[ public ]
SFXClipRef Set(
    SFXRectangleConstRef rectangle   // コピー元の矩形
);

[ public ]
SFXClipRef Set(
    SFXCircleConstRef circle   // コピー元の円
);

[ public ]
SFXClipRef Set(
    SFXEllipseConstRef ellipse   // コピー元の楕円
);

[ public ]
SFXClipRef Set(
    SFXPieConstRef pie   // コピー元の扇形
);

[ public ]
SFXClipRef Set(
    SFXTriangleConstRef triangle   // コピー元の三角形
);

[ public ]
SFXClipRef Set(
    SFXPolygonConstRef polygon   // コピー元の多角形
);

戻り値

設定後のこのクリッピング領域

解説

この関数は、このクリッピング領域を指定された値に設定します。

具体的には、 SFXClip::AtomRec 構造体のクリッピング領域の形状を設定し、その形状に応じてそれぞれの Set 関数を呼び出してこのクリッピング領域を設定します。

参照

SFXClip::SetNone

このクリッピング領域の形状を未設定に設定します。

[ public ]
SFXClipRef SetNone(Void);

戻り値

設定後のこのクリッピング領域

解説

この関数は、このクリッピング領域を未設定（CLIPPING_NONE）に設定します。

参照

SFXClip::Set | SFXClip::AtomRec | BREW API AEEClipShape

SFXClip::Unoffset

このクリッピング領域の中心座標、開始点、またはすべての頂点の座標から指定された値を減算し、このクリッピング領域を移動します。

[ public ]
SFXClipRef Unoffset(
    SFXGridConstRef param   // 中心座標、開始点、またはすべての頂点の座標から減算する値
);

[ public ]
SFXClipRef Unoffset(
    SInt16 x   // 中心座標、開始点、またはすべての頂点の X 座標から減算する値
    SInt16 y   // 中心座標、開始点、またはすべての頂点の Y 座標から減算する値
);

戻り値

移動後のこのクリッピング領域

解説

この関数は、このクリッピング領域の中心座標、開始点、またはすべての頂点の座標から指定された値を減算し、このクリッピング領域を移動します。

具体的には、 SFXClip::AtomRec 構造体のクリッピング領域の形状に応じてそれぞれの Unoffset 関数を呼び出してこのクリッピング領域を移動します。

参照

atomic_cast

SFXClip クラスを SFXClip::AtomRec 構造体に型変換します。

[ public, friend ]
SFXClip::AtomRec * atomic_cast(
    SFXClip * param   // キャストするクリッピング領域
);

[ public, friend ]
SFXClip::AtomRec const * atomic_cast(
    SFXClip const * param   // キャストするクリッピング領域
);

解説

この関数は、SFXClip クラスを SFXClip::AtomRec 構造体に型変換します。

参照

SFXClip::AtomRec

interface_cast

SFXClip クラスを AEEClip 構造体に型変換します。

[ public, friend ]
AEEClip * interface_cast(
    SFXClip * param   // キャストするクリッピング領域
);

[ public, friend ]
AEEClip const * interface_cast(
    SFXClip const * param   // キャストするクリッピング領域
);

解説

この関数は、SFXClip クラスを BREW API AEEClip 構造体に型変換します。

参照

BREW API AEEClip

SFXClip::operator=

左側のクリッピング領域に右側のクリッピング領域を代入します。

[ public ]
SFXClipRef operator=(
    SFXClipConstRef param   // 右側のクリッピング領域
);

戻り値

右側のクリッピング領域を代入した後の左側のクリッピング領域

解説

このオペレーターは、左側のクリッピング領域に右側のクリッピング領域を代入します。

参照

SFXClip::Set

operator==

左側のクリッピング領域が右側のクリッピング領域と等しいか判定します。

[ public, friend ]
Bool operator==(
    SFXClipConstRef left    // 左側のクリッピング領域
    SFXClipConstRef right   // 右側のクリッピング領域
);

戻り値

等しいとき: true
そうでないとき: false

解説

このオペレーターは、左側のクリッピング領域が右側のクリッピング領域と等しいか判定します。

参照

SFXClip::Equals | operator!=

SFXClip::operator-=

左側のクリッピング領域の中心座標、開始点、またはすべての頂点の座標から右側の格子点の座標を減算して移動します。

[ public ]
SFXClipRef operator-=(
    SFXGridConstRef param   // 右側の格子点の座標
);

戻り値

移動後のこのクリッピング領域

解説

このオペレーターは、左側のクリッピング領域の中心座標、開始点、またはすべての頂点の座標から右側の格子点の座標を減算して移動します。

	注意
	このオペレーター実行後、左側のクリッピング領域は移動します。

参照

SFXClip::Unoffset | operator- | SFXClip::operator+=

operator-

左側のクリッピング領域の中心座標、開始点、またはすべての頂点の座標から右側の格子点の座標を減算して移動したクリッピング領域を返します。

[ public, friend ]
SFXClip operator-(
    SFXClipConstRef left    // 左側のクリッピング領域
    SFXGridConstRef right   // 右側の格子点の座標
);

戻り値

左側のクリッピング領域の中心座標、開始点、またはすべての頂点の座標から右側の格子点の座標を減算して移動したクリッピング領域

解説

このオペレーターは、左側のクリッピング領域の中心座標、開始点、またはすべての頂点の座標から右側の格子点の座標を減算して移動したクリッピング領域を返します。

	注意
	このオペレーター実行後、左側のクリッピング領域は移動しません。

参照

SFXClip::Unoffset | SFXClip::operator-= | operator+

operator!=

左側のクリッピング領域が右側のクリッピング領域と異なるか判定します。

[ public, friend ]
Bool operator!=(
    SFXClipConstRef left    // 左側のクリッピング領域
    SFXClipConstRef right   // 右側のクリッピング領域
);

戻り値

異なるとき: true
そうでないとき: false

解説

このオペレーターは、左側のクリッピング領域が右側のクリッピング領域と異なるか判定します。

参照

SFXClip::Equals | operator==

SFXClip::operator+=

左側のクリッピング領域の中心座標、開始点、またはすべての頂点の座標に右側の格子点の座標を加算して移動します。

[ public ]
SFXClipRef operator+=(
    SFXGridConstRef param   // 右側の格子点の座標
);

戻り値

移動後のこのクリッピング領域

解説

このオペレーターは、左側のクリッピング領域の中心座標、開始点、またはすべての頂点の座標に右側の格子点の座標を加算して移動します。

	注意
	このオペレーター実行後、左側のクリッピング領域は移動します。

参照

SFXClip::Offset | SFXClip::operator-= | operator+

operator+

左側のクリッピング領域の中心座標、開始点、またはすべての頂点の座標に右側の格子点の座標を加算して移動したクリッピング領域を返します。

[ public, friend ]
SFXClip operator+(
    SFXClipConstRef left    // 左側のクリッピング領域
    SFXGridConstRef right   // 右側の格子点の座標
);

戻り値

左側のクリッピング領域の中心座標、開始点、またはすべての頂点の座標に右側の格子点の座標を加算して移動したクリッピング領域

解説

このオペレーターは、左側のクリッピング領域の中心座標、開始点、またはすべての頂点の座標に右側の格子点の座標を加算して移動したクリッピング領域を返します。

	注意
	このオペレーター実行後、左側のクリッピング領域は移動しません。

参照

SFXClip::Offset | operator- | SFXClip::operator+=

SFXClip::AtomRec

クリッピング領域を表す構造体です。

struct AtomRec {
  AEEClipShape type;                   クリッピング領域の形状
  union {
    SFXRectangle::AtomRec  rectangle;  矩形
    SFXCircle::AtomRec     circle;     円
    SFXEllipse::AtomRec    ellipse;    楕円
    SFXPie::AtomRec        pie;        扇形
    SFXTriangle::AtomRec   triangle;   三角形
    SFXPolygon::AtomRec    polygon;    多角形
  };
};

参照

BREW API AEEClipShape