今回はソースコードを実機用にコンパイルする方法について学びましょう。 簡単なプログラムでも実機で動いたときは嬉しいものです。 それでは早速設定していきましょう。
下の図のようなツールバーがすでに表示されている場合はこの節は読み飛ばしてください。 表示されていない場合はメニューの [ツール]-[カスタマイズ] を選択し、 [カスタマイズ] ダイアログの [アドインおよびマクロ ファイル] タブを選択して [ARMMakeBREWApp] と表示されたチェックボックスをオンにしてください。 これで先ほどのツールバーが表示されるはずです。
もしこの画面で [ARMMakeBREWApp] と表示されたチェックボックスがない場合は、 Windows の [スタート] メニューから、 [設定]-[コントロールパネル]-[アプリケーションの追加と削除] を選択し、 さらに BREW SDK を選択します。 すると BREW SDK のインストーラが起動するので変更を選択して次に進みます。 そして何も変更せずにインストールを完了させます。 その後もう一度同じ作業を繰り返してください。ツールバーが表示されます。
先ほど表示させたツールバーの一番左のアイコンをクリックすると メイクファイルが生成されます。 メイクファイルの生成に成功すると図のようなダイアログが表示されます。
次に、生成されたメイクファイルを編集して SophiaFramework の Include ディレクトリの設定と、 ライブラリ ファイルの設定を行います。
メイクファイルをテキスト エディタで開き、 APP_INCLUDES 変数の設定を行っている行を探し、 その行末に -I オプションと SophiaFramework の Include ディレクトリを追加します。 ここでは -I "C:\SophiaFramework\Include" を設定してします。
次に APP_OBJS 変数の設定を行っている行を探し、 その行末に SophiaFramework の実機用のライブラリ ファイルを追加します。 ここでは "C\SophiaFramework\Lib\SophiaFramework.a" を設定しています。 設定する必要があるのは実機用のライブラリですので 拡張子は ".a" です。".lib" ではないことに注意してください。
これでメイクファイルの編集は完了です。 実機用にコンパイルする準備は整いました。 ただし、プロジェクトにソースファイルを追加したり削除した場合は、 メイクファイルを再生成しなければ正しくコンパイルできませんし、 再生成するたびにメイクファイルを編集して インクルード ディレクトリとライブラリ ファイルの指定を 行う必要がありますので注意してください。
後は実際にコンパイルするだけです。 Visual C++ のメニューから [ツール]-[ARMMake] を選択すると ARM コンパイラが起動されます。 このとき中間ファイルとして Applet.o HelloWorld.o と HelloWorld.elf が生成され、 最後に HelloWorld.mod というファイルが生成されます。 この .mod ファイルが実機用の実行ファイルになります。
以上で HelloWorld のチュートリアルは終わりです。 大体の開発の流れはつかめたと思います。 さらなる技術解説はほかのチュートリアルを参考にしてください。